2016年07月11日

Pizza Port Solana Beach

まず最初に昼食を取りにPizza Port Solana Beachに寄りました。

海沿いのを走るハイウェイ101が海岸を離れて少し小高い丘を登ると暫くしてソラナビーチの町に入ります。 そのまま少し行くと目的のPizza Port Solana Beachが見えてきました。

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この店の並びには他にもランチを取れるお店がいくつかあるのですが、ここだけ大変な賑わいでした。

中に入るとピザを注文するカウンターとビールを注文するカウンターの二つに分かれていて、それぞれキャッシュオンで買うような仕組みになっています。

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この日のビールメニュー。 だいたいパイントで$5くらいでした。

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外のテラス席は満席でしたが中はまだ多少余裕がある感じです。 ちょうどブルーハウスの目の前が空いていたのでそこに陣取りました。

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ブルーハウスは半地下に置かれ、ちょうどブルーハウスの制御盤が店内と同じ高さになるように設置されていました。 スペースもかなり狭く、醸造設備と三基の発酵タンクが所狭しと並べられています。

サンディエゴにはPizza Portがいくつかあるのですが、それぞれ自前の設備を持っているみたいでビールのラインナップが違うようです。 時間があれば他の店も見てみたいと思います。

ここで飲んだビールの感想。

・HARU
ソラチエースホップとライスを使用したJapanese Saisonとのこと。 ホップとセゾン酵母の香りだが、ホップキャラクターは弱め。 軽いボディで飲みやすいセゾン。

・GRAMBO
San Diego Red Aleとのこと。 ホップの良い香り。 モルティでホップが強過ぎずそれを支えるような感じ。 クラッシックスタイルのアメリカンアンバーエール。
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サンディエゴに到着

ロサンゼルスからインターステート5号線をひたすら南下してサンディエゴに到着しました。 日曜日と言うこともあり下りの渋滞はほぼ無く、約二時間のドライブでした。

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ビーチでは休日を楽しむ人たちが大勢見られ、さすがサンディエゴと言った感じです。

日差しは強く直射日光に当たると暑いのですが、空気が乾燥しているためちょっと日陰に入ると涼しく感じます。 日本で言うとちょうど5月の連休のような心地よさです。 この気候が夏の間ずっと続くのかと思うと、うらやましい限りです。
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Dudes' Brewing

トーランス巡り最後のブルワリーはDudes' Brewingです。

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こちらもMonkishから自動車で数分のところにありました。 Monkishから徒歩で向かう人もいるくらいの近さで、実際先ほどMonkishで飲んでいた人もちらほら見かけました。 ここにはココナッツポーターがあるとのことで、特にお勧めはされていなかったのですが寄ってみました。

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正面の入り口を入るといきなりDUDESと書かれたファーメンターで現れます。 結構圧巻の眺めです。 すぐ横には缶詰めの設備らしきものも見え、生産量はかなり多い印象を受けます。

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いきなりココナッツポーターだけ勝手帰るのも少々リスキーだと思い、テイスターを注文しました。 以下、テイスティングノート。

・Kolshtal Eddy Blonde Ale (5.5%)
ホップの香りが結構ある。 スパイシーなヨーロピアンホップのキャラクター。 ドライでかつモルティ感もある。 ブロンドエールと謳っているが、名前的にケルシュを意識しているのかも。

・Juice Box Series: Peach Berliner Weisse (4.5%)
アプリコットの香り。 酸味はあまりなくかなりマイルド。

・Juice Box Series: Coconut Porter (5.5%)
濃色麦芽の香り。 ココナッツフレーバーが良く出ている。 ベースのポーターもドライで良さげ。

・Juice Box Series: Coconut Porter -Nitro (5.5%)
ニトロ版のココナッツポーター。 通常のドラフト版よりもココナッツフレーバーが良く出ている。

結構良くできたビールだったので、ココナッツポーターをお土産に買おうとしたところ缶詰めはなくグローラーしかないとのこと。 ちょっと迷いましたがここはグローラーと言っても缶に詰めてくれるそうなので買うことにしました。 このお陰で、他のブルワリーでも見かけた写真の機械の正体が判明することに。
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缶にビールを詰めた後、フタを載せて、この機械にセットして動かすと……
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缶とフタがシールされました! そう、缶詰めの機械だったんですね。
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2016年07月10日

Monkish Brewing

次はお勧めされたもう一つのブルワリー、Monkish Brewingです。

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名前から想像するにベルジャンに傾倒しているようなブルワリーですが、ラインナップが全てベルジャンと言う訳では無く、ベルリナーヴァイスやIPAも作っています。 特にIPAは西海岸では珍しいイーストコースト風のIPAとのことでしたが、お勧めのWIPAは終わってしまったようで飲めませんでした。

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ブルワリー内を開放して、飲めるようにしている店は他のブルワリーと同じですが、こちらは専用のタップルームでサービングしている点が異なります。 たぶんウィークデーはこのタップルームだけオープンしているのではないかなと思われます。

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ブルワリーの中の様子。 こちらでは麦芽を袋ごと座布団代わりに使っていました。

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加えて、無料のプレッツェルも用意されていました。

以下飲んだビール。

・Cassette
ベルリナーヴァイス。 酸っぱそうな香りだが飲んでみると酸味は比較的穏やか。ドライ。

・Haiku de Saison (6.3%)
タートなセゾンとのこと。 セゾンイースト特有の香りだが背後にブレタノマイセスの香りもある。 酸味はあるがマイルドで飲みやすい。

・Car Shipment Delay (7.0%)
IPA。 草っぽい香り。ホップキャラクターが強く出ている。 渋味はほとんどなし。

・Anomaly (8.5%)
ベルジャンダークストロング。 ダークモルトの香り。ダークフルーツを思わせるフレーバー。 少々タートな酸味でドライなフィニッシュ。

・Soul Foudre (7.6%)
オーク樽で寝かせたビエール・ド・ギャルド。 フランダースレッドの様な酸っぱそうな香り。 酸味が利いていて、ボディにカラメルモルト感が出ている。 スタイル的にはフランダースレッドっぽい感じ。

ここでもお土産ビールを買って帰りました。
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Smog City Brewing

続いて向かったのはジェシーさんお勧めのSmog City Brewingです。
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Abolutionから自動車に乗ってすぐに到着。 所要時間は5分かからないくらいでした。

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ここもテイスティングルームとは言え、ブルワリー一部を開放しているだけなので、醸造所の裏口が入り口となっていました。 横にはホップも植えられています。

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同じようにブルワリー内にカウンターがあり、そこで注文して
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ブルワリーの中に設けられたイスやテーブルで飲む感じです。

さすがにお勧めされただけあってどれもクオリティの高いビールでした。 以下、メモ。

・Cuddlebug (4.5%)
ピーチとアプリコットの入ったサワーブロンド。 アプリコット由来のフルーツの香り。 酸味が強くドライ。 ピーチの感じは良くわからなかった。

・CASK: Little Bo w/Belma Hop (4.4%) カスクコンディションのピルスナー。 ベルマホップの香りが強烈に利いている。 ハンドポンプでの提供にもかかわらず、そこそこ強い炭酸。 泡持ちも良い。 ドライ。ドライホップ由来と思われるホップの渋味が若干残る。

・Coffee Porter (6.0%)
名前の通りコーヒー入りのポーター。 コーヒーの香りが良く、ドライなフィニッシュなのでコーヒーそのものの様。 若干青臭さを感じた。 アセトアルデヒドか?

・Bourbon O.E. (14.1%)
バーボン樽で寝かせたバーレイワイン。 熟成がかなり進んだバーレイワインで香り味共に紹興酒の様。 アルコール感はあまり感じないほどまろやか。

・Atomic82 (9.5%)
ベルジャン・ゴールデン・ストロング。 モルティで甘めの味。 スタイル的にはちょっと重くベルジャン・トリペル的。 後味はドライ。

・Zwick Bo Pils (4.4%)
ニトロで出したピルスナー。 非常にクリーミーな泡。 カーボネーションはほぼなしだが、ピルスナー感が良く出ている。

Incurable Optimist (Tart Wild Wit)というビールがあったのですがボトルしかないとのことなので、コーヒーポーターと一緒にお土産に買いました。
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Absolution Brewing

自動車で30分くらい行ったロサンゼルスの隣町トーランス。 日本企業が多数進出しているためか、日本人が沢山住んでいる町として広く知られているそうです。 そこでいくつかお勧めのブルワリーを聞いていたので、まとめて行ってみることにしました。

まず最初に行ったのがAbsolution Brewing。 ここは特にお勧めされた訳ではないのですが、勧められたブルワリーから自動車で5分くらいのところにあったのでついでに行ってみました。

町外れにある工業団地みたいなところにブルワリーがまとめて入ってることがアメリカではしばしばあります。 そういうところでは工場に使えそうなレンタルオフィスがすでに建っていて、醸造設備を搬入すればすぐにでもブルワリーが始められるような仕組みになっています。 こう言った仕組みが新規のブルワリーやベンチャー企業等を立ち上げやすい背景になっているように思います。

そんな工業団地みたいなところに入ると、テイスティングルーム・オープン中の看板が出ており、それに導かれながらAbslution Brewingに到着しました。 早速テイスティングルームへ。

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テイスティングルームと言っても大げさなものではなく、醸造所の脇にカウンターが設けられていて、そこで飲めるようになっているだけの簡単なものです。
早速テイスターを6種類注文してみました。 以下、飲んだ感想です。
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・Conviction (5.1%)
ケルシュ。色は濃いめで泡は少ない。モルティでスパイシーなホップの香りだが甘めでドライさに欠ける。 DMSと若干のアセトアルデヒド。 ハスキーな味。

・The Convert (6.2%)
アメリカンラガー。クリアーなゴールド色。 スパイシーなホップアロマ。 若干ダイアセチル。 ホップキャラクターが強く少々渋い。

・Trespasser (6.7%)
セゾン。セゾンイーストの香り。 甘味がかなり強くベタ付く。

・Darkened Angel (7.2%)
ブラックIPA。 僅かにコーヒーの様な香り。 ダークモルト由来の苦味が強い。 ボディは甘めで、後に渋さが残る。 これも若干アセトアルデヒドを感じた。

・Revelation (7.5%)
ライペールエール。 ホップの香りと少しダイアセチルっぽい。 雑菌による汚染の様な後味を感じた。

・Hand Drawn Cask #1 (11.0%)
弱いアロマだが僅かにスパイシーな香り。 ダイアセチル感がある。 ホップキャラクターも強いが渋味も強い。

全体的にイマイチな感じでした。 他にもバレルエイジのビール等興味があったのですがそこは推して知るべしか。
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Apple Pan

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サンタモニカに近いロサンゼルス北部にある有名なお店とのことで、ちょっと遅めの朝食を取りに連れて行ってもらいました。 店内はカウンターしかなく、到着したときは全て埋まっていましたが、すぐに空きができ程なくして座ることが出来ました。

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店内には配置されたちょっと古めかしいレジスターと元気に動き回るおじ様がとても印象的です。 今どき珍しく支払はキャッシュオンリー。 しかし全て暗算で計算しており、古めかしいレジスターが動くところは見られませんでした。

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看板メニューはやはりアップルパイの様ですが、ハンバーガも美味しそうなので注文することに。
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出てきたハンバーガはレタスがギッチリ詰まっていてとても食べごたえのあるバーガーでした。 食後にアップルパイをひとつだけ注文。 そして出てきたのがこちら。
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日本でよく見るアップルパイはパイ生地の上に林檎が少し乗っている印象ですが、こちらは林檎を敷き詰めた上にパイ生地がうすく載せられている様な感じでした。 シロップがかかっているものの甘すぎずちょうど良い甘さで美味しく頂きました。
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飲んだボトルビール(7/8)

宿泊先で飲んだボトルビール

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・OTRA VEZ (Sierra Nevada Brewing)
乳酸の香りで背後はモルティ。 酸味が強く塩っぽさは感じられない。 サボテンとグレープフルーツが入っているらしい。 ゴーゼやベルリナーヴァイスにフルーツを入れるのが流行りか?

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Bottle Logic

続いてBottle Logicに向かいました。
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本日最後のブルワリーですが、あまり時間がなかったのでテイスティングルームに直行です。 いくつか気になる銘柄を注文してみました。

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金曜日と言うこともありテイスティングルームはおお賑わいで、醸造所の一部も開放して飲めるようにしてありました。 醸造所自体はそれほど広くなく(と言ってもロコビアよりはかなり広い)サイズもThe Brueryに比べれば小さく、見た感じだと2kL仕込み程度ではないかと思われます。

以下、飲んだビール。

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・COMMON KNOWLEGE (5.5%)
カリフォルニアコモン。 モルティでスムーズ。ホップのキャラクターも良く出ているが渋味がほとんどない。

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・LAGERITHM (4.8%)
GABFで2大会連続でゴールドメダルを獲得したダークラガー。 モルティだが少しハスキーな感じ。甘すぎずドライ過ぎずでバランスがとても良い。
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The Bruery Terreux

つづいてThe Brueryの新たな醸造所、Terreuxへ行きました。

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こちらは最近、The Brueryからサワー部門だけを移した醸造所です。 もともとThe Brueryで高比重を含むクリーンなビールとワイルドイーストを使ったサワーエールの両方を造っていたそうなのですが、心配されていた汚染(クリーンなビールがワイルドイーストに感染してしまったそうです)があったためクリーンなビールとサワーを完全に分離したとのことです。 (ちなみに汚染されたビールは違う名前で売ってしまったとのことで、商売魂も多いに見習うべきものだと思いました)

オペレーション自体はすでに少し前から始まっていたようですが、訪問した日はちょうどテイスティングルームを公に開放するオープン日でした。 そのためか日が高いうちからかなりのお客さんで賑わっていました。

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ここではThe Brueryでは見られなかったバレルの山がテイスティングルームから見られる様になっています。 写真奥に巨大な縦型の樽(フォエダー)が見えますが、確か300バレルとか言っていたように記憶しているのですが定かではありません。 とにかくデカイ樽と言うことです。

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せっかくのサワー部門とのことなので、サワーを中心に飲んでみました。 以下、飲んだビール。

・Jardinier (4.9%)
ベルジャンペールエール。 かなりドライで普段飲みに良さそう。

・Hottenroth (3.1%)
ベルリナーヴァイス。 ドライでクリーン、透明。 DMSと残糖感を感じる。 酸味が弱く、サワーエール初心者でも飲めるよう造られているとのこと。

・Frucht: Appricot (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにアプリコットを加えたもの。 まさに杏の香りでかなり強力な酸味。 ベースのベルリナーヴァイスは単体で売っているHottenrothとはレシピが違うらしい。

・Gypsy Tart (8.4%)
フランダーススタイルのブラウンエール。 トーストの様なモルトの香り。酸味はそれほど強くなく、カラメルモルトに負けている。

・Saison Rue (8.5%)
ライ麦とブレタノマイセスを使ったセゾン。 香りの通常のセゾンの感じだが、イーストフレーバーが強く後味にブレタノマイセスを感じる。

・Frucht: Yumberry (8.5%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにヤマモモ(Yumberry)を加えたもの。 酸味とヤマモモのベリー感が良くマッチしている。

・Frucht: Cherry & Orange (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにチェリーとオレンジを加えたもの。 チェリーよりもオレンジが良く出ている。

・Frambulous (5.3%)
オーク樽で寝かせたサワーブロンドエールにラズベリーを加えたもの。 ラズベリーの香りが強くあまりオーク感はない。強い酸味。
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