2017年07月20日

Block 15 Brewry Pub

ポートランドから100マイルくらい南にあるBlock 15 Brewryまで足を伸ばしました。

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この日のメインはローグファームのツアーを予定していたためレンタカーを借りることに。 しかしツアー開始が15:00からだったため、せっかくレンタカーを借りるのに勿体ないと、 これまた貧乏人根性が出てローグファームから行けそうなブルーパブを探したところBlock 15 Brewryが出てきました。

そんな訳で当初は昼ご飯を食べられれば良いなあくらいに考えていたのですが ホームページを見ると独自のバレルエイジプログラムをやっていたり 地元密着型の持続可能性を探っていたりと 今後の方向性付けにとても参考になりそうなことが判明。 ダメ元で見学させて欲しいとメールを書いたところ快く引き受けて貰え、 いつしかこの日のメインはローグファームからBlock 15 Brewryに変わっていたほど 楽しみにしていたブルワリーです。

ポートランド市内からインターステート5号線を南下し1時間半ほどでコーバリスに到着。 オレゴン州立大学がある大学町なのですが結構な田舎町で、 順天堂大学佐倉キャンパスのある酒々井くらいな印象を受けました。 その目抜き通りみたいなところにブルーパブはありました。

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11時の開店と同時に店に入り、連絡をくれたオーナーブルワーのNickさんを呼んでもらい 早速ブルワリーツアー開始。

1階のパブ内にある醸造設備は7bblのごく普通の設備で、シングルインフュージョン用のシンプルな設備。 1階には他に粉砕室があるくらいで、ファーメンターなどは全て地下に置いてありました。 こちらでは地下室があるところが結構あるようです。 これがブルーパブでもバレルエイジを始めやすい理由ではないかと思いました。

バレルの部屋は一部冷蔵している部屋もありましたが ほとんどが温度コントロールは必要ないとのことでした。

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バレルの一角にクールシップが置いてありました。 こちらのプログラムでは麦汁を熱いままクールシップに送り、 そこで24時間かけて冷ました後、バレルに入れて発酵させるという 自然発酵で造っているとのこと。 その後で、フルーツを入れて数年寝かせてリリースしているそうです。

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ちょうど熟成中のチェリーのビールをバレルから直接飲ませてもらいましたが 酸味とチェリー感がバランスしていてとても良いビールでした。 親切にも約一時間ビッチリ案内&説明をして頂いて本当に感謝してもしきれません。

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パブに戻って昼食がてらビールを飲みました。 パブではサワービールは提供しておらず、クリーンなビールしか飲めませんでしたがその時のテイスティングノートは以下の通り。

・Gloria unfiltered Pilsner
うすい色。フローラルなホップ香とモルト感。 ホップのフレーバーが強めでホップ側にバランスしている。

・Summer Knight Kolsch
ホップの香り。ホップフレーバーも強い。 モルトの甘味もあるがホップ側にバランしている。 後味も少し甘い。

・FRUIT WHEAT ALE (Blackberry & Rapsberry)
ラズベリーの香り。 かなりドライで後味にもベリー。

・Cask Redge Back Red
ホップの草っぽい香り。モルティな口当たりと強いホップフレーバー。 フィニッシュにモルトとホップの苦味。

・ALPHA NW IPA
パッションフルーツ系ホップの香り。 ホップフレーバーも強くカルメルモルト感もある。 ウェストコースト感のあるIPA。
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2017年07月18日

飲んだボトルビール(7/14)

夜飲んだ地元のビール。

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・Dynamic Duo IIPA (EX NOVO)
草っぽいホップ香。モルティでホップのキャラクターが強い。 アルコール感は弱く飲みやすい。 渋味もほぼ無し。

・STUMPTOWN -TART Belgian style fruit Sour Ale w/ Blueberry & Black Raspberry- (Bridge Port)
ルビー色。DMSっぽい香り。 飲んでもDMSを強く感じる。 ベリーのフレーバーが支配的でサワー感はほとんどなし。 甘めなフィニッシュ。
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COMMONS Brewry

続いてCascadeから近いCommons Brewryに行きました。

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事前調査によるとCascadeから南に10ブロックほど下ったところにあるとのことで、 途中にLuck Labradorもあるし歩いて行こうということになりました。 強い日差しの中歩くこと15分くらいで目的地に到着したものの ブルワリーらしき姿は全くありませんでした。 慌てて再度検索をかけたところCascadeから西に3ブロックのところにあるとのことでしたが、 歩いて戻る元気はなく、今回初Uberのお世話になりました。

現場からはほんの数分でCommonsに到着しました。 後で調べたところ調べて行ったところは古い住所のところのようでした。 事前調査は公式ホームページから住所を確認すべきだと実感させられました。

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醸造所の中に作られたタップルームで、醸造設備の他フォエダーも見えました。 この醸造所の特徴はファームハウスエールに特化していること。 セゾンなどのビールやベリー等を入れたフルーツビールなどを沢山造っているようです。

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メニューには全部で13種類のビール&サイダーが繋がっておりオリジナルのビールが12種類ありました。 早速サンプラーを注文。 都合2セット8種類をテイスティングしました。 以下、テイスティングノート。

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・Urban Fermhouse Ale
麦汁の香りあり。ファームハウスエール特有のイースト香。 軽いボディで爽快。 ドライな後味。

・Myrtle
モルティな香りとレモンのような香り。 飲むと酸味が利いている。 これも爽快。

・Biere Rouge
チェリーに似たフルーツ香。 酸味が強くドライ。 フルーツの感じが良く、とてもキレイなルージュ色の外観。

・Pineapple Saison
草っぽいホップの香り。 パイナップルの香りはほとんど無いが飲むとパイナップルと思われる味がある。

・Spice the Rye
ヴァイツェンイーストのバナナ香にスパイスを加えた様な香り。 飲むとスパイスが支配的。 ホリデーエールにあるようなジンジャー等のスパイスを感じる。

・Blackberry Saison
ホップの香りが中心でベリー香は弱い。 ベリーのフレーバーはあるがホップが利いているので目立たない。

・Gose
乳酸の香り。 塩によるミネラルの香りもある。 塩っぽさは弱いが感じられる。 酸味もマイルドでなかなか良いサワーエール。

・Fleur De Blanc
モルトの香りと少々DMS。 モルトの甘味で後味も甘め。 ローズとエルダーフラワー入りとのことだが、よくわからない。
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2017年07月17日

Cascade Brewing Barrel House

続いて最も行きたかったブルワリーのひとつCascade Brewingに行きました。

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このブルワリーの存在を知ったのは何時頃だったか記憶が定かでないのですが、 お土産に貰ったバレルエイジのフルーツビールを飲んでNew Glarus以外でも こういうビールを造るところが出てきたのかと思ったものでした。 それからポートランドに行くことがあるなら一度は行ってみようと思っていたところでした。

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まずはビールを注文しにカウンターへ。 バレルのヘッド部分にタップが取り付けてあるようなデザインが印象的です。 黒板のメニューを見ても何が何だかちっともわからないので、 一度退散してテーブルに置いてあった簡単な説明書きが書いてあるメニューから選んで注文しました。

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サンプラーセットみたいなのは無く、テイスティングをしたい人は2ozのグラスから好きなものを選ぶ形で、一度に一人2種類(2杯)までしか注文できないような仕組みになっています。 一度に沢山持ってこられて残すよりは良いシステムだと思います。 以下テイスティングノート。

・Noyax 2015
アプリコットのような香り。 ワイルドイースト由来の酸味は程々で飲みやすい。

・Kriek 2016
弱いブレタノマイセスの香り。 強い酢酸酸味と円やかになったチェリーの感じで全体的にドライ。 少々薄っぺらく奥行き感があった方が良いと思う。

・Apricot2016
アプリコットとホップのアロマ。 酢酸的な酸味が強い。 アンズ飴を飲んでいるような味。

・Figaro 2015
ベルジャンエールとブレタノマイセスが混ざっている香り。 酢酸的な酸味。

・Oblique B&W
コーヒーの香り。 飲んでもコーヒーのフレーバーで外観からはとても想像できない。

・Noche de Insomnio
オレンジの香りとスタウトのフレーバー。 オレンジチョコをイメージさせる。

・Grapefruit Gose
柑橘の香りとサワーの香り。 飲むとグレープフルーツが支配的。 強めのボディのため塩のミネラル感はマスクされてしまいあまり感じられない。

・Peche Fune
ピーチの香りでスモークの香りは感じられない。 ピーチのフレーバーと酸味が支配的で、背後にスモーク感がある。 酸味が強い。

・Cucumber Ginger
キュウリの香りだがフレーバーはキュウリ感は弱くジンジャーの方が勝る。 心なしか他のビールよりも温まる感じあり。ジンジャーの影響か?

Sumimo Amaimo
Yマーケットとのコラボ。 フルーツの香り。酸味は強いがそれを支えるフルーツ感により酸味は柔らかく感じる。
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2017年07月16日

Migration Brewing

本日最初のブルワリーはホテルから3番目くらいに近いMigration Brewingです。

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午前中に友人が合流したので、昼食も取れるブルーパブと言うことで 開放的な雰囲気がとてもお勧めというMigration Brewingに行きました。

建物の前に沢山の外席が用意されており、確かに開放的な雰囲気で外でのむのも良かったのですが ポートランドの日中は日差しがあると結構暑く、涼しい店内で飲むことにしました。

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ブログ担当的にはホテルでガッツリとアメリカンブレックファーストを取ったのでまずはビールを注文。 サイダーを含めて全部で11種類とのことだったので、サンプラーを2セット注文して全制覇しました。 以下テイスティングノート。

・CLEMS CREAM ALE
濁った外観。 レモンのような香り。 モルティなボディに弱いホップキャラクター。 甘めの後味。

・LUSCIOUS LUPULIN IPA
少し濁ったゴールド色。 草っぽいホップの香り。 ホップフレーバーも強く後に渋味も残る。 オールドスタイル的なアメリカンIPA。

・STRAIGHT OTTA PORTLAND IPA
パッションフルーツのようなホップ香。 フレーバーもホップキャラクターが強く渋味もある。 カラメルモルト由来のボディと少々強いアルコール感。

・OLD SILENUS STRONG ALE
アンバー色。 濃色モルトの香り。 モルティで甘めのアンバーエール。 ストロングエールとなっているがそれほどアルコール感はない。

・Patio Pale
ゴールド色。パッションフルーツのようなホップアロマ。 モルトフレーバーは強くなく苦味も他に比べて弱め。

・NW Red
草っぽいホップの香り。 フレーバーもホップ。 モルティさを感じさせるアンバー色にもかかわらず、モルト的なキャラクターは弱い。 少し渋味あり。

・GLISAN STREET PALE ALE
スパイシーなホップ香。 モルトとホップがパランスしたフレーバーだが、ドライでクリスプ。 渋くない。

・BLOOD SWEAT & RED
ホップの香りは控えめ。モルトの香りもあるが弱め。 モルトとホップがバランスしたフレーバー。 ボディは少し強め。

・TERRY'S PORTER
麦茶のようなモルティな香り。 濃色モルトのフレーバーが強く甘い仕上がりだが ホップフレーバーのためドライに感じる。 少々渋味あり。

・COCO COFFEE MIKE STOUT (Nitro)
ココアのようなチョコレートのような香り。 モルティで甘く、フィニッシュも甘め。

・Cider
クリアーな麦わら色。リンゴの香り。 飲むとハチミツを思わせる甘味が広がるが後味は比較的ドライ。 当然だがリンゴ感が強い。

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ブルーハウスは建物の奥の方にありました。 ブルワーは見かけなかったので詳しい話は聞けませんでしたが、 パッと見た感じではブルーハウスのサイズは3〜4バレル程度ではないかと思われます。 ブルーパブをやるには丁度良いサイズなんじゃないかと思いました。
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2017年07月15日

Labrewatory

夕食がてらまた別のブルーパブへ行きました。

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Labrewatoryと言う名前はbrewとlaboratoryから造った造語だそうで 色々と実験的な試みをすると言うことで名付けられたとのこと。 お勧めリストに入っていたのとブルーパブで夕飯も取れそうなので行ってみることにしました。

到着してみると想像していたブルーパブとは違い、建物の右側がタップルーム、 左側に別の名前のメキシカン料理の店が入っており、ここで食べ物を購入して タップルームでビールを飲みながら食事が出来ると言うスタイルでした。 メキシカン料理はよくわからないので店員さんに色々聞きながら選びましたが やっぱりよくわからず適当に注文。 まあメインはビールですから。

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料理はタップルームまで運んでくれるとのことで、早速タップルームでビールを選択しました。 パイントでゆっくり飲みたい気もしたのですが、貧乏人根性が出てしまい結局サンプラーを注文。 全部で16タップあるうち、12種類がオリジナルビールとのことでその中から6種類選んでみました。 以下テイスティングノート。

・Yuzu Mimosa (Kettle Soured Golden Ale)
乳酸の香り。 飲んでも乳酸が支配的で柚子の感じはほとんどなし。 後味に少々シトラス感。 説明文によると柚子は東京のRise and Win Breweryの友人から貰ったそうですが、Rise and Win Brewryは徳島じゃないのか?

・Gose In Your Mouth (Tepache Inspired Gose)
乳酸の香りと塩のミネラルな香り。 酸味は柔らかく塩っぽさも弱いが感じられる。 レモンを思わせるフレーバーがある。 Tepacheはメキシコの飲み物らしい。

・Brother's Oats (Hazy Session IPA)
パッションフルーツの香り。 飲むと少々渋味がある。 ホップフレーバーがかなり強く、New Englandスタイルとはちょっと異なる感じ。

・Extra Special Brexit (ESB)
モルティな香り。濃色モルト。 モルティなフレーバーでスムース。 後味もモルトでホップキャラクターが弱い。 ドライホップをしていてそれを売りにしている割にはモルトよりのバランス。

・Did I Do That? (Unfiltered Czech Pilsner)
モルティさとホッピーさが合わさった香り。 硫化物の香りとフレーバー。 全体的にモルト側にバランスしているがホップキャラクターも出ており苦味もしっかりある。 少々甘めのフィニッシュ。

・LaBLUEatory (Blueberry Sour)
酢酸の香り。 飲んでも酢酸が強いが、ブルーベリーによって多少和らいでいる感はある。 1年間オーク樽で寝かせた割にはオーク感はない。

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食べ終わったのが22時過ぎで最後の客となってしまいましたが、 親切にも醸造所の写真を取らせてもらいました。 ビールについて色々聞きたかったのですが、そんな訳で何も聞けずじまいでした。
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Backpedal Brewing

続いて中心街にあるBackpedal Brewingに行きました。

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ポートランドは消費税がないのでお得にショッピングが出来る町としても有名です。 そんな訳もあって中心街に出たついでに近くにあったブルワリーに寄りました。

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ここが面白いのはこの自転車。 ペダルの付いた座席が左右6席ずつ付いており、人力で動くことの出来る自動車のようになっています。 ビールを飲みながら町をクルーズするのも人気だそうで、この日はすでに予約でいっぱいとのことでした。 この自転車の奥に醸造所とタップルームがあります。

タップは全部で14。 そのうち4種がオリジナルビールで、残りはゲストビールだったので取りあえずサンプラーをひとつ注文。 以下テイスティングノート

・Casparus
ベルジャンダークモカエールとのこと。 チョコレートのようなモカの香り。 甘く、ベルジャンイーストの特徴はほぼなし。 濃厚で噛み応えのある口当たり。

・KUMULUS
カモミールが入ったWheat IPA。 パッションフルーツのようなホップ香。 カモミールの香りはほぼないが、飲むとカモミールのフレーバーが確かにある。 時間が経って温まってくるとカモミールのアロマも出てきた。

・SIMPLE MACHINE
ラガー。 硫化物系の香り。 モルティでホップのキャラクターも良く出ている。 少々渋味。

・PRISMATIC PASSION
タートパッションフルーツセゾンと書いてあった。 パッションフルーツのような香り。 タートな酸味でソルダムみたいな果物を思わせる。

・SUNMAD (OAKSHINE)
ゲストビールのCucumber Sour。ベルリナーヴァイスとのこと。 乳酸による酸っぱい香り。 飲むとキュウリ感が良く出ている。 酸味が弱めで飲みやすいヴァイセ。

・David (LAURELWOOD)
ゲストビールのHazy Session IPA。 ホップの香りが弱い。 ホップフレーバーも弱くIPAという感じがしない。 それほど濁りもなくビタリングホップの特徴も感じられる。

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ここはポートランドでもかなり小さい醸造所のひとつだそうで、ブルーハウス3.5バレル。 ユニタンクが3本とこぢんまりした設備なので沢山の種類を同時に出すのは難しいみたいです。 ホームブルワーがヘッドブルワーを務めているそうで、なかなかのクオリティでした。
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Culmination Brewing

まず最初に日本でも見かけるCulmination Brewingへ行きました。

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東京からポートランドへはデルタ航空が唯一直行便を飛ばしている関係で、 ほぼ20年ぶりくらいにデルタ航空に乗りました。 空港に10:00過ぎに到着して、ホテルにチェックインしたのはちょうどお昼時。 昼食も取れる近くのブルワリーと言うことでまずこちらに向かいました。

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お腹も空いていたのでビールとフードを注文するためにすぐカウンターへ。 外観の写真を撮るのもすっかり忘れていました。

ビールは20種類。 全てこちらのブルワリーのビールでした(一部コラボあり)。 取りあえずいろいろ飲みたかったのでテイスターを2つ注文しました。 木製の入れ物に飲みたいビールの番号をチョークで書いてスタッフに渡すと その番号のビールを入れてくれる仕組みになっています。

フードが出来上がるまで味見を始めましたがノートを取り出したら止まらず 全部味見をしてしまいました。 以下テイスティングノート。

・HAZYCRYO PHAEDRUS IPA
CRYOホップという凍結粉砕した新しいホップを使用したNew EngloandスタイルIPA。 濁りがすごい。 パッションフルーツのようなホップアロマ。 渋味は無くモルトの甘味とホップの苦味がバランスしている。

・Verdita Lager
レモンのような香り。 硫化物系の香りが少なくラガーっぽくない。 色は薄く透明。 極弱い酸も感じられ、小麦系サワーエールの酸味を弱めた版のような印象。

・Obscured By Clouds Hazy IIPA
パッションフルーツ系の香りのNew EnglandスタイルIIPA。 モルティで渋味もほぼ無い。

・Sour Flower Hour
レモンの香り。 弱いが乳酸の酸味が利いている。

・Time & Space Barrel Aged American Wild Ale
フランダースレッドを思わせる酸っぱい香り。 バレルの香りもほのかにある。 飲むと結構強いバレルフレーバーとアルコールによる温まり感。 マイルドな酸味で濃色モルトの味が後に来る。

・Cream Orange Nitro
ニトロでのサービング。 リコリスのような香り。 色は薄めで味もリコリス。

・Lime Tea Gose
レモンのような香り。 味はライムが強く,後で弱いコリアンダーの香りが続く。 塩っぽさは弱くあまり感じられない。

・URIZEN Pale
カラメルモルトの香りとホップの香りが混ざった香り。 モルティで少々甘味がある。 一般的なPale Aleに近い。

・Cinnamon Cap Dunkel
メラノイジンモルトの香り。 一般的なデュンケルの様で、シナモン感は感じられない。

・Pool Party Extra Pale
少々草っぽいホップ香。 渋味も感じられ、かなりドライな仕上がり。

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フードはマイルドソースのタコスを注文したものの、 結構スパイスが利いていて、結果として全部最初にビールの味見をしたのは正解でした。

食べ終わって写真を取っているとブルワーの人が少しだけブルワリー内を案内してくれました。 システムは5バレルとのことですが、マッシュタンが二つあるそうで1日に3仕込行うそうです。 ファーメンターは10、15、30バレルのものがありました。 バレルもあちらこちらに置いてあり、バレルエイジのビールもいろいろ造っているようです。

アメリカンワイルドエールも同じタンクで発酵させているとのことですが、 コンタミに関してはホースからパッキンまで変えているので問題ないとのこと。 とは言えちょっと怖いなあと言うのが印象でした。
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2017年07月14日

ポートランドに来ました

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突然ですがオレゴン州ポートランドに来ています。 旅の目的は「ビール」であることは間違いなのですが、 真の目的はゆくゆく明らかになってくるかも知れません。

これから約一週間、毎日ブログの更新ができたらいいかなあと思っています。
タグ:PortlandOR2017
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2017年01月14日

新しい年と

新しい年が始まってすでに二週間。 今さらですが、明けましておめでとうございます。

このブログも半年近く放置してしまいましたが新たな年と共に、 新たな気持ちで再開しようと思いますので今年もよろしくお願いします。 (二週間経ってしまいましたが…)

年末にこんなものが届きました。

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そう「バレル(木樽)」です。

実は昨年夏にアメリカに行ったのは単にビールが飲みたかったと言うこともありますが、 最大の目的はバレルエイジビールの最先端を見てくることでした。 見学させてもらったところは小さいところでもロコビアの10倍くらいの仕込量で、 参考になることは多々有ったものの、ウチのサイズでそれを実現するのはなかなか難しいと感じていました。 しかし、何か始めてみないと何も始まらないと言うことで第一段として届いたのが写真のバレルです。

すでに新年になって、初となるバレルエイジングを開始しました。 初めてのことなのでどのような仕上がりになるか予想しきれていないのですが、 2017年中のどこかのタイミングでお披露目したいと考えています。

今年もどうぞよろしくお願いします。
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