2013年12月25日

楽園の穀物

先月販売を開始しましたスーパーセゾン。飲んでいただけたでしょうか?

ボトルコンディション版に続いて今月からはケグ版の出荷も始まっていますので、ビアバーで見かけたら是非お試しください。ボトルコンディション版もまだ在庫がありますので、気になる方はLOCOBEER WEBSHOPもご覧ください。
(スーパーセゾンのページはこちらです)

さて、この製品には“セゾン”の名前は付いてはいますがアルコール度がいわゆるセゾンからは外れており、スタイル的にはベルジャン・スパイス・エールに分類されます。BJCPのスタイルガイドラインだと16E.ベルジャン・スペシャリティ・エールになります。

スパイス・エールを名乗るからにはもちろんスパイスを使っているのですが、スーパーセゾンで使ったスパイスはボトルの裏ラベルに記載してあるように5種類。「コリアンダー」「ジンジャー(生姜)」「クミンシード」「スターアニス(八角)」「グレインオブパラダイス」です。最初の4つは結構良く聞くスパイスなのでご存知の方も多いと思いますが、「グレインオブパラダイス」はちょっと聞きなれないスパイスかと思います。実際FB担当もスーパーセゾンを造るまであまり良く知りませんでした。セゾンのレシピに時折登場するこのエキゾチックなスパイスは一体どんなスパイスなのか、ちょっと調べてみました。

手元にある『スパイスブック(山と渓谷社)』を見たところ、一番最初に「パラダイスグレイン」として紹介されていました。それによれば
今はあまり使われていなスパイスですが、カルダモンに最も近いものです。ペパーに似た辛みがあり、ペパーが高価だったころには代わりに使われていました。
とあります。また利用法のところには
昔はビールや果実酒の香りづけなどに盛んに使われていました。
との記述も見られました。このあたりが伝統的にセゾンに使われている理由ではないかなと思います。

また『The Oxford Companion to BEER』のスパイスの項目によれば、
ペパーのようなスパイスで柑橘や松のような風味がある。かつては催淫効果があると信じられていた。
とのことです。スーパーセゾンは強烈にスパイスを入れているわけではないので、このような風味が感じられるか微妙なところではありますが、一度トライしていただけると有り難いです。

また同書によれば、昔のイングリッシュエールにも使われていたとのこと。しかし17世紀に法律によりこのスパイスを使ったエール醸造が禁止されたそうで、それ以降は使われていな模様です。うーん、この昔のイングリッシュエールが一体どのようなエールだったのか非常に気になります。
タグ:Super Saison
posted by FB担当 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | レシピ
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