2013年03月30日

Dogfish Head Brewery

9年ぶりのDogfish Head Brewery見学に行きました。


dogfish_board.JPG


このブルワリーへは2004年に一度訪れています。(詳細はこちら

以前訪問したときは、ちょうどDogfish Headが注目を浴び初め、ブルワリーも現在の場所に拡張移転して割とすぐの頃でした。それから9年間、様々なビールを世に送り出してきたことは周知の事実です。この9年間にどれほどDogfishが変化したのかをこの目で確かめたいと思い、せっかくワシントンD.C.まで来たこの機会に今度は少しゆっくりと訪問することにしました。

ワシントンD.C.での最後の夜を過ごした翌朝、9:00にレンタカーピックアップのためにユニオン・ステーションにあるハーツレンタカーに向かいました。朝から結構人が並んでいて30分ほど待たされてようやく自分の番が回ってきて、手続きが始まったと思ったら、予約していたミニバンが壊れていて貸せないとのこと。解決策として、セダンなどの小さい自動車に5人乗って行くか、2台に分乗するかのどちらかと言われたのですが、荷物が多すぎるので前者は絶対に無理です。後者の案はドライバーが二人必要となるので、もう一人を呼んでこないとなりません。とりあえず保留にしてホテルまで急いで戻り運転免許証を持っているかどうか確認に行きました。まさからワシントンD.C.まできてマラソンをするとは…

幸いなことに運転免許証を持ってきている人がもう一人いたので、再度レンタカーステーションに戻り2台に分乗してDogfish Headに向かうことにしました。この騒動で10:00出発予定だったところが12:00近くになってしまい、予約していた14:45のブルワリーツアーに間に合うのはかなり厳しい状況となりました。しかし、こちらも幸いなことにメンバーの1人が昨夜Dogfish Headのお偉いさんと知り合いになり、いつでも見学をさせてくれることになったとのことで、15:30のブルワリーツアーを目指して醸造所のあるMiltonという町を目指すことにしました。


dogfish_factory2.JPG


途中、メリーランド州内のホームブルーショップに立ち寄り、いくつかのグッズを購入。そこから高速に戻りBay Bridgeをわたりデラウェア州のある半島に上陸しました。Bay Bridgeからみた半島は山も丘もなく見渡す限り平らで、地元千葉県を連想させます。宮崎駿のアニメに出てきそうな機械(大きなスプリンクラー)などが置いてある農場地帯を進み、小一時間でDogfish Head Breweryに到着しました。

工場は来客用の駐車場もキレイに整備され、鉄でできたツリーハウスのオブジェが置かれるなど、9年前とは大幅に変更されていました。時間も迫っていたので、速攻でブルワリーツアーに参加。受付で名前を告げると予定通り予約されていました。Dogfishを象ったテイスティングチケットをもらい、ビールを飲みながらツアーの始まりです。


dogfish_map.JPG



まず最初はDogfish Headの歴史やビールのラインナップを案内人のトークで学びます。もちろん英語で早口なので10%も理解でません。いくつか判ったことは、現在Dogfis Headはクラフトブルワリーの中で12番目の醸造量とのこと。また他のブルワリーに比べて製品の初期比重やIBU値の平均値が高いということを実際の数値を上げて力説していました。それとDogfish Headと言う名前は何処かの島から来ていると言うこと。その地図も見せてくれましたが、これが何処にあるのか実在するのかは良くわかりませんでした。


dogfish_beer.JPG


この間に二種類のビールをテイスティング。ひとつ目はSixty-oneという最近できたIPA。二つ目は以前からあるChicory Stout。これは創業者のレシピとのことで9年前にも飲んだ記憶があります。


dogfish_100bblsys.JPG


続いて工場の中に入りました。まずは醸造設備を遠目から見学。現在は100バーレル(約12,000リットル)のシステムとのことですが、見学通路を挟んだ反対側に新たに200バーレルの設備を建設中とのことでした。これに合わせてHot Liquorタンクやファーメンター等も増設されているようでした。


dogfish_fermenter.JPG


ファーメンターはいくつあるか不明ですが、見学通路の途中には400バーレルの醗酵タンクが3器ありました。他には製品タンクやら、オークのタンク等が見えましたが、どれも100バーレル単位のタンクでとても大きいものでした。特にオークのタンクはかなり高価らしく、ひと樽で数千万円するそうです。


dogfish_oak.JPG


一通り工場の中を見てツアーは終了。外から見えた大きなタンクの設備に関しては(英語で説明があったのかもしれませんが)何も見られませんでした。あちらはタンクのサイズからしてかなり大きな設備なのではないかと思われます。


dogfish_factory1.JPG


カウンターのあるエリアに戻り、残りの二枚のチケットで他のビールをテイスティングしました。三つ目はBurton Batonというバーレイワイン。四つ目は120minute IPA。久しぶりに飲んだ120min IPAはかなり甘く感じました。

いくつかお土産を購入してDogfsih Headのパブへと向かいました。
posted by FB担当 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビール紀行
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