2013年03月24日

MAGIC HAT

続いてバーモントのクラフトビールの中でも最も知られたメーカーの一つであるMagic Hatに行きました。


magichat_building.JPG


このブルワリーの存在を知ったのはいつだったかは覚えていませんが、Vermont Pub & Breweryとともにずっと気になっていたブルワリーで、Burlingtonに行くならセットで行きたいと思っていた所です。この日は13:30からのツアーが唯一行われるツアーだったため逃さないよう少し早めに出発。バーリントンから湖沿いの道を南下すること10分、程なくしてブルワリー付近に到着しましたが、カーナビの指した位置が微妙にずれており、正確な場所に到着するまで微妙に時間がかかりました。


magichat_art.JPG


建物はブリキのおもちゃの様なアーティスティックな外観。一目ではビール工場とはわかりません。ここは全体的にアートを売りにしているのか店内も奇抜なデザインのものが多くありました。


magichat_shop.JPG


店に入って早速レジにてブルワリーツアーについて訪ねてみたところ、日本語で回答をもらってビックリ。ツアーもしてくれたこのジョンさんという方は、9年間京都に住んでいたそうで日本語がペラペラで、その後の会話は全部日本語で通じました。


magichat_jhon.JPG


とりあえずツアーを申し込むと、程なくしてツアーが始まりました。最初にジョンさんがMagic Hatの歴史等を説明(さすがに他の参加者はアメリカ人ばかりなので説明は全部英語でした)した後、地元にどれだけ貢献しているかのビデオを見せて、最後に工場の全景を見て終了という感じでした。もっと細かいところまで見せてくれるとありがたいなあと思いましたが、一般人向けのツアーなのでこんなもんでしょうか。


magichat_factory.JPG


ツアーから戻ってきて、ショップ内になる無料試飲バーにていくつかテイスティングをしました。ここでもジョンさん親切に軽めのビールからいろいろと持ってきてくれました。以下、テイスティングノート。



・Sweet Potato Lagar
グレイニーでホップのキャラクターを感じる。スイートポテトは良くわからない。ライトボディ。

・Pistil
アロマは草っぽい特有の香り。背後にホップとモルト。少々渋み。モルト感もある。ミディアムライト・ボディ。タンポポ(ダンデライオン)を使っているらしい。

・HUMDINGER
濃色モルトの香り。続いてベルジャン風な香り。モルティでウォーミーなアルコールを強く感じる。マイルドな口当たり。

・Ticket to Rye
ライの香りだろうか、グレイニーなアロマが支配的。フレーバーはホップが強いが後に引かない苦み。良くできたRye IPA。

・Maple Chocllate Stout
ロースト麦芽の香り。強烈なチョコレートフレーバーにメイプル由来と思われる甘み。ドライな後味で酸味が少々残る。この酸味は濃色麦芽由来だろうか?

・No.9
Magic Hatのフラッグシップ。爽やかなアプリコットの香り。フレーバーもアプリコットが強い。ドライでさっぱりとしている。

・Red in the Face (Smoked Imperial Scottish Red)
香りがモルティで高アルコールを感じさせるエステル。口当たりは甘くウォーミーなアルコール感。強めの炭酸でアルコールも強い。スモーク感は感じられなかった。
(一般には出ておらずコンテスト用に小バッチで造ったものとのこと。ジョンさんが特別に飲ませてくれました。)

・CIRCUSBOY
レモングラスの香り、あまりヴァイツェンの特徴は無く、フレーバーもレモングラスが支配的。後味はドライでクリーン。濁りは少なくほとんど透明に近い。


magichat_counter.JPG


最後にお土産を買って、ジョンさんに近所のお勧めビール等の情報をもらい一旦Magic Hatを後にしました。一度ホテルに戻り「香りの生」を持って再度Magic Hatを訪れ、わずかながらのお礼として二本ほど置いてきました。

posted by FB担当 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ビール紀行
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