
東京からポートランドへはデルタ航空が唯一直行便を飛ばしている関係で、 ほぼ20年ぶりくらいにデルタ航空に乗りました。 空港に10:00過ぎに到着して、ホテルにチェックインしたのはちょうどお昼時。 昼食も取れる近くのブルワリーと言うことでまずこちらに向かいました。

お腹も空いていたのでビールとフードを注文するためにすぐカウンターへ。 外観の写真を撮るのもすっかり忘れていました。
ビールは20種類。 全てこちらのブルワリーのビールでした(一部コラボあり)。 取りあえずいろいろ飲みたかったのでテイスターを2つ注文しました。 木製の入れ物に飲みたいビールの番号をチョークで書いてスタッフに渡すと その番号のビールを入れてくれる仕組みになっています。
フードが出来上がるまで味見を始めましたがノートを取り出したら止まらず 全部味見をしてしまいました。 以下テイスティングノート。
・HAZYCRYO PHAEDRUS IPA
CRYOホップという凍結粉砕した新しいホップを使用したNew EngloandスタイルIPA。 濁りがすごい。 パッションフルーツのようなホップアロマ。 渋味は無くモルトの甘味とホップの苦味がバランスしている。
・Verdita Lager
レモンのような香り。 硫化物系の香りが少なくラガーっぽくない。 色は薄く透明。 極弱い酸も感じられ、小麦系サワーエールの酸味を弱めた版のような印象。
・Obscured By Clouds Hazy IIPA
パッションフルーツ系の香りのNew EnglandスタイルIIPA。 モルティで渋味もほぼ無い。
・Sour Flower Hour
レモンの香り。 弱いが乳酸の酸味が利いている。
・Time & Space Barrel Aged American Wild Ale
フランダースレッドを思わせる酸っぱい香り。 バレルの香りもほのかにある。 飲むと結構強いバレルフレーバーとアルコールによる温まり感。 マイルドな酸味で濃色モルトの味が後に来る。
・Cream Orange Nitro
ニトロでのサービング。 リコリスのような香り。 色は薄めで味もリコリス。
・Lime Tea Gose
レモンのような香り。 味はライムが強く,後で弱いコリアンダーの香りが続く。 塩っぽさは弱くあまり感じられない。
・URIZEN Pale
カラメルモルトの香りとホップの香りが混ざった香り。 モルティで少々甘味がある。 一般的なPale Aleに近い。
・Cinnamon Cap Dunkel
メラノイジンモルトの香り。 一般的なデュンケルの様で、シナモン感は感じられない。
・Pool Party Extra Pale
少々草っぽいホップ香。 渋味も感じられ、かなりドライな仕上がり。

フードはマイルドソースのタコスを注文したものの、 結構スパイスが利いていて、結果として全部最初にビールの味見をしたのは正解でした。
食べ終わって写真を取っているとブルワーの人が少しだけブルワリー内を案内してくれました。 システムは5バレルとのことですが、マッシュタンが二つあるそうで1日に3仕込行うそうです。 ファーメンターは10、15、30バレルのものがありました。 バレルもあちらこちらに置いてあり、バレルエイジのビールもいろいろ造っているようです。
アメリカンワイルドエールも同じタンクで発酵させているとのことですが、 コンタミに関してはホースからパッキンまで変えているので問題ないとのこと。 とは言えちょっと怖いなあと言うのが印象でした。