
使ったビールはBrueryのELEMENTS OF FUNKシリーズの三種類。 写真は左からBrettanomyces Claussenii、Brettanomyces Lambicus、Brettanomyces Bruxellensisを使ったビールです。
ブレタノマイセスはバクテリアと誤解されている節があるようですが実際はイースト属だそうで、普通に使われる醸造用イーストの近縁種です。 知られているブレタノマイセスは四種類あるそうで、その中でもビール醸造に良く使われるのはBrettanomyces Anomalus(別名Brettanomyces Claussenii)とBrettanomyces Bruxellensis(別名Brettanomyces Lambicus)二種類とのこと。 別名と言うのは以前は違う種だと思われていたものが実は同じ種だったと判明したからの様で、醸造用イーストであるSaccharomyces Cervisiaeにもクリーンなアメリカン・イーストや独特なベルジャン・イーストがあるのと同様の違いでしか無いようです。
今回のテイスティングはスコアシートを付けると言うことはせず、単なる飲み比べでブレタノマイセスの違いを楽しもうという形で行いました。 ちょっとしたテイスティングメモ。
Brettanomyces Claussenii
ブレタノマイセスの香りが強い。 モルティなフレーバーでホップのキャラクターを感じる。
Brettanomyces Lambicus
華やかなでトロピカルフルーツを思わせる香り。 フェノールが少々強めに出ており、除光液のフレーバーも感じる。
Brettanomyces Bruxellensis
ブレタノマイセスの香りは一番弱く、落ち着いた感じがする。 ドライな感じと少し酸味。 ホップの渋味も感じる。
スコアシートをきちんと付けなかったのもあるのですが、全くと言って良いほど飲み慣れていないので違いを表現するのがとても難しく感じました。 ブレタノマイセスを使ったビールの評価が出来るようになるまでには暫く時間がかかりそうです。