暫く更新をサボっていてすみません。
気がつけば春のけやきひろばビール祭りも終わって、もう5月中旬。
前回このブログを更新したのが1月中旬だったので4か月間も放置してしまいました。
普段からそれほど頻繁に更新しているブログではありませんが、またポツポツと記事を投稿して行こうと思っておりますので、末長くお付き合い下さい。
さて、今月の勉強会。お題目は1月と同じ「ゴーゼ」。
前回は「これから造るぞ」と言うことで飲んでみましたが、今回は出来上がった製品もあったので比較の意味も込めてテイスティングしてみました。
左から
Almanac Golden Gate Gose、
Modern Times Fruitlands、
Locobeer Pink Boots Gose
の3本。
参加者5人中3人は前回のゴーゼにも参加した人でしたが、
飲み慣れていないスタイルのため今回もBJCPのスタイルガイドラインを読んだだけでの
テイスティングとなりました。
以下、テイスティングノート。
「点数」はFB担当が付けた点数、「平均点」は参加者(5人)の平均点です。
(どちらも50点満点)
Almanac Golden Gate Gose
(点数34、平均点33)
フルーツアロマ。背後に少々酸味のアロマもある。コリアンダーはほぼ無し。
色は薄くクリアーで泡立ちも弱く、泡もほとんど無し。
レモンのようなフレーバーでかなり強めの酸味。食塩の特徴は弱い。ドライ。
ミデアムライトのボディで炭酸は少し弱め。
かなり酸味が強いため現代風のゴーゼと言うよりは歴史的なゴーゼを手本にしているのかも。
Modern Times Fruitlands(点数25、平均点25)
ミードのようなもっさりとしたアロマ。コリアンダーは無し。
大きく細かい泡。ボディはクリアーで少し赤みがかった色。
強めの酸味でレモン様ではあるが、ベリーのような風味も感じる。ドライで塩っぽさはほぼ無し。
ミデアムライトのボディに強めの炭酸。強い酸味。
チェリーを加えたゴーゼなので純粋なゴーゼと見るとスタイル外れ。
スペシャルティとして評価すべし。
Locobeer Pink Boots Gose
(点数36、平均点35)
軽いコリアンダーの香り。
大きく細かい泡。金色のボディで濁りがある。
酸味はかなり弱く、塩っぽさの方が強めのバランス。その分モルト間も出ていて少し重めの印象。
ミデアムボディに強めのカーボネーション。
バランス的にもう少し酸味があっても良い。
結果、僅差でPink Boots Goseが今回のBest of Showになりました。
国内で手に入るゴーゼで瓶詰めされている製品は、アメリカン・クラフトくらいしか手に入らなかったのでその傾向しかわかりませんがどれもかなり強めの酸味になっている印象でした。
スタイルガイドラインにあるコリアンダーも弱く、流行りのゴーゼは酸味を強調したベルリナーヴァイスの少し強いバージョンという感じなのかなと思いました。
ウチのゴーゼはスタイルガイドラインを参考にして造ったので、流行りとは少し違った傾向となっていますが、バランス的にもう少し酸味があっても良いと思うので、次回は少し酸味を強調してみたいと思います。
(次回醸造はあるのか不明ですが…)
2016年05月19日
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可能なら是非飲んで見たいです!
他ではあまり見ないので期待してます!
確かに勉強の成果を見せないとなりませんね。酵母の関係もあるので今すぐとは行きませんが、近いうちにチャレンジしてみようと思います。