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FB担当が学生の頃、まだ小規模醸造が解禁される前だったと思うのですが、東急ハンズで「手作りビールキット」なるものが売られているのを発見しました。 当時、ビールは大規模な工場でしか造れないと思い込んでいたFB担当はかなりのショックを受けたことを覚えています。 この商品を輸入販売していた(現在も会社が輸入販売を続けています)のが山中さんでした。
その時に初めて手に取ったビールの本が「手造りビール事始」(平出龍太郎著、雄鳥社)でした。 タイトルに「手造り」という文言を入れたところなど、20年以上前にすでに「クラフトビール」を意識していたのかも知れません。
この本と出会ったことがきっかけで、ビールの奥深さを知り、現在の自分があるのだなと考えると非常に感慨深いものがあります。 良くも悪くもFB担当にとって人生を変えた一冊であることは間違いありません。
またビール文化の裾野を広げるために自家醸造解禁運動も精力的になされており、ロビー活動にも力を入れていらっしゃいました。 以前赤坂にあったオフィスに伺ったときに「そこに菅直人が座って、ビールを飲んでもらったんだ」と熱く語られていた元気な姿を思い出しました。
多少意見の対立もあったりしましたが、偉大な先駆者であったことは間違いありません。 あらためてご冥福をお祈りいたします。
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