毎月のテイスティング会。
今月のお題目は「ブラックIPA」。
今世紀になってポピュラーになった漆黒のアメリカンIPAです。
先日のけやき広場のビール祭りでもお披露目した「印旛」ことINdia Black Aleもこのスタイルに分類されます。
アメリカのクラフトビールもかなり沢山輸入されるようになっているので国内でも簡単に手に入るかなと思って買いに行ったのですが、これがなかなか売ってなく、なんとか3銘柄集めました。
(ひとつは比較のためにアメリカンスタウトにしました)
テイスティングしたビールは左から
Revolution Rise American Stout、
Brussels Beer Project Dark Sister、
Baird Rainy Season Black Ale。
「ブラックIPA」と称して田中屋さんに並んでいたビールでアメリカ産のものはゼロとちょっと予想外でした。
以下、テイスティングノート。 「点数」はFB担当が付けた点数、「平均点」は参加者(5人)の平均点です。 (どちらも50点満点)
Revolution Rise American Stout(点数29、平均点28)
ホップの香りが強くローストの香りは弱い。
かなり濃い茶で不透明。茶色で持ちの良い泡。
飲むとモルトのキャラクターが突出しておりホップが弱い。
全体的に甘めでチョコレート様な感じ。
ドライさとホップキャラクターが足りず、スタイル的には真逆の方向を向いている。
クリーミーな口当たり。ミデアムフルのボディでアルコールも強く感じる。
モルト側にバランスしたスタウト的なスタイル。
Brussels Beer Project Dark Sister(点数32、平均点34)
ホップのアロマが強く背後にローストアロマ。少々イースト臭あり。
赤みがかった茶色で透明。タン色がかった泡で持ちは良い。
まずイースト臭。その後でホップフレーバー、フィニッシュにロースト感。
苦味はホップ由来がメインだがロースト麦芽由来の苦味も感じる。
少々渋味あり。
ミデアムボディでアルコールによる暖かみを感じる。少しザラザラ感も感じた。
イースト臭が非常に気になった上、バランス的にロースト感が少し強いように思う。
Baird Rainy Season Black Ale(点数33、平均点29)
全体的にアロマが弱いが、良く嗅ぐとホップのアロマと背後あるロースト香を感じた。温度が上がってくるとエステルが強く出てきた。
不透明で少し濁りあり。濃い茶色。持ちの良いタン色の泡。
ホップフレーバーが強くロースト感はサポート的だがかなりの渋味。
醗酵によるエステルの様なフレーバーもかなり感じた。
ミデアムボディ。
バランス的には良くできていると思うが、ホップのアロマがもっとあった方が良い思う。
ここのところイベントに追われてまたまた更新をサボっていましたが、ようやく一段落したのでボチボチと更新再開しようと思います。
よろしくお付き合い下さい。
2015年06月12日
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