これが今回の名脇役となるライモルト。 小麦の様に殻がなく、それでいて細長い形状のため、通常のモルトミルの設定ではうまく挽けません。 そのためまずはモルトミルのギャップ調整から始まります。 ライ麦に最適なギャップに調整後ライ麦を挽き、大麦に合わせて再調整した後で大麦モルトを挽くという、ちょびっとだけ面倒な作業です。
またライ麦は大麦と比べてβグルカンが多く、通常のマッシングだとトロンとした感じが出てしまいます。 トロミのあるライ麦ビールもそれはそれで美味しいのですが、ちょっと爽快感に欠ける気がするので、ロコビアでは通常とは異なるマッシングスケジュールを採用し、時間を掛けてトロミを減らしています。
さらに、今回はホップのアロマをより良く出すためにワールプールホッピングをしてみました。 ケトルホッピングとはまたひと味違ったホップアロマが今から楽しみです。
そんなこんなで仕込んだ今回の「ライ麦セゾン」。 5月に行われるけやきひろば春のビール祭りでお披露目予定ですので、ご期待下さい!
タグ:ライ麦セゾン