ポートランドから100マイルくらい南にあるBlock 15 Brewryまで足を伸ばしました。
この日のメインはローグファームのツアーを予定していたためレンタカーを借りることに。
しかしツアー開始が15:00からだったため、せっかくレンタカーを借りるのに勿体ないと、
これまた貧乏人根性が出てローグファームから行けそうなブルーパブを探したところBlock 15 Brewryが出てきました。
そんな訳で当初は昼ご飯を食べられれば良いなあくらいに考えていたのですが
ホームページを見ると独自のバレルエイジプログラムをやっていたり
地元密着型の持続可能性を探っていたりと
今後の方向性付けにとても参考になりそうなことが判明。
ダメ元で見学させて欲しいとメールを書いたところ快く引き受けて貰え、
いつしかこの日のメインはローグファームからBlock 15 Brewryに変わっていたほど
楽しみにしていたブルワリーです。
ポートランド市内からインターステート5号線を南下し1時間半ほどでコーバリスに到着。
オレゴン州立大学がある大学町なのですが結構な田舎町で、
順天堂大学佐倉キャンパスのある酒々井くらいな印象を受けました。
その目抜き通りみたいなところにブルーパブはありました。
11時の開店と同時に店に入り、連絡をくれたオーナーブルワーのNickさんを呼んでもらい
早速ブルワリーツアー開始。
1階のパブ内にある醸造設備は7bblのごく普通の設備で、シングルインフュージョン用のシンプルな設備。
1階には他に粉砕室があるくらいで、ファーメンターなどは全て地下に置いてありました。
こちらでは地下室があるところが結構あるようです。
これがブルーパブでもバレルエイジを始めやすい理由ではないかと思いました。
バレルの部屋は一部冷蔵している部屋もありましたが
ほとんどが温度コントロールは必要ないとのことでした。
バレルの一角にクールシップが置いてありました。
こちらのプログラムでは麦汁を熱いままクールシップに送り、
そこで24時間かけて冷ました後、バレルに入れて発酵させるという
自然発酵で造っているとのこと。
その後で、フルーツを入れて数年寝かせてリリースしているそうです。
ちょうど熟成中のチェリーのビールをバレルから直接飲ませてもらいましたが
酸味とチェリー感がバランスしていてとても良いビールでした。
親切にも約一時間ビッチリ案内&説明をして頂いて本当に感謝してもしきれません。
パブに戻って昼食がてらビールを飲みました。
パブではサワービールは提供しておらず、クリーンなビールしか飲めませんでしたがその時のテイスティングノートは以下の通り。
・Gloria unfiltered Pilsner
うすい色。フローラルなホップ香とモルト感。
ホップのフレーバーが強めでホップ側にバランスしている。
・Summer Knight Kolsch
ホップの香り。ホップフレーバーも強い。
モルトの甘味もあるがホップ側にバランしている。
後味も少し甘い。
・FRUIT WHEAT ALE (Blackberry & Rapsberry)
ラズベリーの香り。
かなりドライで後味にもベリー。
・Cask Redge Back Red
ホップの草っぽい香り。モルティな口当たりと強いホップフレーバー。
フィニッシュにモルトとホップの苦味。
・ALPHA NW IPA
パッションフルーツ系ホップの香り。
ホップフレーバーも強くカルメルモルト感もある。
ウェストコースト感のあるIPA。