2017年07月15日

Labrewatory

夕食がてらまた別のブルーパブへ行きました。

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Labrewatoryと言う名前はbrewとlaboratoryから造った造語だそうで 色々と実験的な試みをすると言うことで名付けられたとのこと。 お勧めリストに入っていたのとブルーパブで夕飯も取れそうなので行ってみることにしました。

到着してみると想像していたブルーパブとは違い、建物の右側がタップルーム、 左側に別の名前のメキシカン料理の店が入っており、ここで食べ物を購入して タップルームでビールを飲みながら食事が出来ると言うスタイルでした。 メキシカン料理はよくわからないので店員さんに色々聞きながら選びましたが やっぱりよくわからず適当に注文。 まあメインはビールですから。

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料理はタップルームまで運んでくれるとのことで、早速タップルームでビールを選択しました。 パイントでゆっくり飲みたい気もしたのですが、貧乏人根性が出てしまい結局サンプラーを注文。 全部で16タップあるうち、12種類がオリジナルビールとのことでその中から6種類選んでみました。 以下テイスティングノート。

・Yuzu Mimosa (Kettle Soured Golden Ale)
乳酸の香り。 飲んでも乳酸が支配的で柚子の感じはほとんどなし。 後味に少々シトラス感。 説明文によると柚子は東京のRise and Win Breweryの友人から貰ったそうですが、Rise and Win Brewryは徳島じゃないのか?

・Gose In Your Mouth (Tepache Inspired Gose)
乳酸の香りと塩のミネラルな香り。 酸味は柔らかく塩っぽさも弱いが感じられる。 レモンを思わせるフレーバーがある。 Tepacheはメキシコの飲み物らしい。

・Brother's Oats (Hazy Session IPA)
パッションフルーツの香り。 飲むと少々渋味がある。 ホップフレーバーがかなり強く、New Englandスタイルとはちょっと異なる感じ。

・Extra Special Brexit (ESB)
モルティな香り。濃色モルト。 モルティなフレーバーでスムース。 後味もモルトでホップキャラクターが弱い。 ドライホップをしていてそれを売りにしている割にはモルトよりのバランス。

・Did I Do That? (Unfiltered Czech Pilsner)
モルティさとホッピーさが合わさった香り。 硫化物の香りとフレーバー。 全体的にモルト側にバランスしているがホップキャラクターも出ており苦味もしっかりある。 少々甘めのフィニッシュ。

・LaBLUEatory (Blueberry Sour)
酢酸の香り。 飲んでも酢酸が強いが、ブルーベリーによって多少和らいでいる感はある。 1年間オーク樽で寝かせた割にはオーク感はない。

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食べ終わったのが22時過ぎで最後の客となってしまいましたが、 親切にも醸造所の写真を取らせてもらいました。 ビールについて色々聞きたかったのですが、そんな訳で何も聞けずじまいでした。
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Backpedal Brewing

続いて中心街にあるBackpedal Brewingに行きました。

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ポートランドは消費税がないのでお得にショッピングが出来る町としても有名です。 そんな訳もあって中心街に出たついでに近くにあったブルワリーに寄りました。

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ここが面白いのはこの自転車。 ペダルの付いた座席が左右6席ずつ付いており、人力で動くことの出来る自動車のようになっています。 ビールを飲みながら町をクルーズするのも人気だそうで、この日はすでに予約でいっぱいとのことでした。 この自転車の奥に醸造所とタップルームがあります。

タップは全部で14。 そのうち4種がオリジナルビールで、残りはゲストビールだったので取りあえずサンプラーをひとつ注文。 以下テイスティングノート

・Casparus
ベルジャンダークモカエールとのこと。 チョコレートのようなモカの香り。 甘く、ベルジャンイーストの特徴はほぼなし。 濃厚で噛み応えのある口当たり。

・KUMULUS
カモミールが入ったWheat IPA。 パッションフルーツのようなホップ香。 カモミールの香りはほぼないが、飲むとカモミールのフレーバーが確かにある。 時間が経って温まってくるとカモミールのアロマも出てきた。

・SIMPLE MACHINE
ラガー。 硫化物系の香り。 モルティでホップのキャラクターも良く出ている。 少々渋味。

・PRISMATIC PASSION
タートパッションフルーツセゾンと書いてあった。 パッションフルーツのような香り。 タートな酸味でソルダムみたいな果物を思わせる。

・SUNMAD (OAKSHINE)
ゲストビールのCucumber Sour。ベルリナーヴァイスとのこと。 乳酸による酸っぱい香り。 飲むとキュウリ感が良く出ている。 酸味が弱めで飲みやすいヴァイセ。

・David (LAURELWOOD)
ゲストビールのHazy Session IPA。 ホップの香りが弱い。 ホップフレーバーも弱くIPAという感じがしない。 それほど濁りもなくビタリングホップの特徴も感じられる。

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ここはポートランドでもかなり小さい醸造所のひとつだそうで、ブルーハウス3.5バレル。 ユニタンクが3本とこぢんまりした設備なので沢山の種類を同時に出すのは難しいみたいです。 ホームブルワーがヘッドブルワーを務めているそうで、なかなかのクオリティでした。
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Culmination Brewing

まず最初に日本でも見かけるCulmination Brewingへ行きました。

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東京からポートランドへはデルタ航空が唯一直行便を飛ばしている関係で、 ほぼ20年ぶりくらいにデルタ航空に乗りました。 空港に10:00過ぎに到着して、ホテルにチェックインしたのはちょうどお昼時。 昼食も取れる近くのブルワリーと言うことでまずこちらに向かいました。

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お腹も空いていたのでビールとフードを注文するためにすぐカウンターへ。 外観の写真を撮るのもすっかり忘れていました。

ビールは20種類。 全てこちらのブルワリーのビールでした(一部コラボあり)。 取りあえずいろいろ飲みたかったのでテイスターを2つ注文しました。 木製の入れ物に飲みたいビールの番号をチョークで書いてスタッフに渡すと その番号のビールを入れてくれる仕組みになっています。

フードが出来上がるまで味見を始めましたがノートを取り出したら止まらず 全部味見をしてしまいました。 以下テイスティングノート。

・HAZYCRYO PHAEDRUS IPA
CRYOホップという凍結粉砕した新しいホップを使用したNew EngloandスタイルIPA。 濁りがすごい。 パッションフルーツのようなホップアロマ。 渋味は無くモルトの甘味とホップの苦味がバランスしている。

・Verdita Lager
レモンのような香り。 硫化物系の香りが少なくラガーっぽくない。 色は薄く透明。 極弱い酸も感じられ、小麦系サワーエールの酸味を弱めた版のような印象。

・Obscured By Clouds Hazy IIPA
パッションフルーツ系の香りのNew EnglandスタイルIIPA。 モルティで渋味もほぼ無い。

・Sour Flower Hour
レモンの香り。 弱いが乳酸の酸味が利いている。

・Time & Space Barrel Aged American Wild Ale
フランダースレッドを思わせる酸っぱい香り。 バレルの香りもほのかにある。 飲むと結構強いバレルフレーバーとアルコールによる温まり感。 マイルドな酸味で濃色モルトの味が後に来る。

・Cream Orange Nitro
ニトロでのサービング。 リコリスのような香り。 色は薄めで味もリコリス。

・Lime Tea Gose
レモンのような香り。 味はライムが強く,後で弱いコリアンダーの香りが続く。 塩っぽさは弱くあまり感じられない。

・URIZEN Pale
カラメルモルトの香りとホップの香りが混ざった香り。 モルティで少々甘味がある。 一般的なPale Aleに近い。

・Cinnamon Cap Dunkel
メラノイジンモルトの香り。 一般的なデュンケルの様で、シナモン感は感じられない。

・Pool Party Extra Pale
少々草っぽいホップ香。 渋味も感じられ、かなりドライな仕上がり。

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フードはマイルドソースのタコスを注文したものの、 結構スパイスが利いていて、結果として全部最初にビールの味見をしたのは正解でした。

食べ終わって写真を取っているとブルワーの人が少しだけブルワリー内を案内してくれました。 システムは5バレルとのことですが、マッシュタンが二つあるそうで1日に3仕込行うそうです。 ファーメンターは10、15、30バレルのものがありました。 バレルもあちらこちらに置いてあり、バレルエイジのビールもいろいろ造っているようです。

アメリカンワイルドエールも同じタンクで発酵させているとのことですが、 コンタミに関してはホースからパッキンまで変えているので問題ないとのこと。 とは言えちょっと怖いなあと言うのが印象でした。
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