次はお勧めされたもう一つのブルワリー、Monkish Brewingです。
名前から想像するにベルジャンに傾倒しているようなブルワリーですが、ラインナップが全てベルジャンと言う訳では無く、ベルリナーヴァイスやIPAも作っています。
特にIPAは西海岸では珍しいイーストコースト風のIPAとのことでしたが、お勧めのWIPAは終わってしまったようで飲めませんでした。
ブルワリー内を開放して、飲めるようにしている店は他のブルワリーと同じですが、こちらは専用のタップルームでサービングしている点が異なります。
たぶんウィークデーはこのタップルームだけオープンしているのではないかなと思われます。
ブルワリーの中の様子。
こちらでは麦芽を袋ごと座布団代わりに使っていました。
加えて、無料のプレッツェルも用意されていました。
以下飲んだビール。
・Cassette
ベルリナーヴァイス。
酸っぱそうな香りだが飲んでみると酸味は比較的穏やか。ドライ。
・Haiku de Saison (6.3%)
タートなセゾンとのこと。
セゾンイースト特有の香りだが背後にブレタノマイセスの香りもある。
酸味はあるがマイルドで飲みやすい。
・Car Shipment Delay (7.0%)
IPA。
草っぽい香り。ホップキャラクターが強く出ている。
渋味はほとんどなし。
・Anomaly (8.5%)
ベルジャンダークストロング。
ダークモルトの香り。ダークフルーツを思わせるフレーバー。
少々タートな酸味でドライなフィニッシュ。
・Soul Foudre (7.6%)
オーク樽で寝かせたビエール・ド・ギャルド。
フランダースレッドの様な酸っぱそうな香り。
酸味が利いていて、ボディにカラメルモルト感が出ている。
スタイル的にはフランダースレッドっぽい感じ。
ここでもお土産ビールを買って帰りました。
2016年07月10日
Smog City Brewing
続いて向かったのはジェシーさんお勧めのSmog City Brewingです。
Abolutionから自動車に乗ってすぐに到着。 所要時間は5分かからないくらいでした。
ここもテイスティングルームとは言え、ブルワリー一部を開放しているだけなので、醸造所の裏口が入り口となっていました。 横にはホップも植えられています。
同じようにブルワリー内にカウンターがあり、そこで注文して
ブルワリーの中に設けられたイスやテーブルで飲む感じです。
さすがにお勧めされただけあってどれもクオリティの高いビールでした。 以下、メモ。
・Cuddlebug (4.5%)
ピーチとアプリコットの入ったサワーブロンド。 アプリコット由来のフルーツの香り。 酸味が強くドライ。 ピーチの感じは良くわからなかった。
・CASK: Little Bo w/Belma Hop (4.4%) カスクコンディションのピルスナー。 ベルマホップの香りが強烈に利いている。 ハンドポンプでの提供にもかかわらず、そこそこ強い炭酸。 泡持ちも良い。 ドライ。ドライホップ由来と思われるホップの渋味が若干残る。
・Coffee Porter (6.0%)
名前の通りコーヒー入りのポーター。 コーヒーの香りが良く、ドライなフィニッシュなのでコーヒーそのものの様。 若干青臭さを感じた。 アセトアルデヒドか?
・Bourbon O.E. (14.1%)
バーボン樽で寝かせたバーレイワイン。 熟成がかなり進んだバーレイワインで香り味共に紹興酒の様。 アルコール感はあまり感じないほどまろやか。
・Atomic82 (9.5%)
ベルジャン・ゴールデン・ストロング。 モルティで甘めの味。 スタイル的にはちょっと重くベルジャン・トリペル的。 後味はドライ。
・Zwick Bo Pils (4.4%)
ニトロで出したピルスナー。 非常にクリーミーな泡。 カーボネーションはほぼなしだが、ピルスナー感が良く出ている。
Incurable Optimist (Tart Wild Wit)というビールがあったのですがボトルしかないとのことなので、コーヒーポーターと一緒にお土産に買いました。
Abolutionから自動車に乗ってすぐに到着。 所要時間は5分かからないくらいでした。
ここもテイスティングルームとは言え、ブルワリー一部を開放しているだけなので、醸造所の裏口が入り口となっていました。 横にはホップも植えられています。
同じようにブルワリー内にカウンターがあり、そこで注文して
ブルワリーの中に設けられたイスやテーブルで飲む感じです。
さすがにお勧めされただけあってどれもクオリティの高いビールでした。 以下、メモ。
・Cuddlebug (4.5%)
ピーチとアプリコットの入ったサワーブロンド。 アプリコット由来のフルーツの香り。 酸味が強くドライ。 ピーチの感じは良くわからなかった。
・CASK: Little Bo w/Belma Hop (4.4%) カスクコンディションのピルスナー。 ベルマホップの香りが強烈に利いている。 ハンドポンプでの提供にもかかわらず、そこそこ強い炭酸。 泡持ちも良い。 ドライ。ドライホップ由来と思われるホップの渋味が若干残る。
・Coffee Porter (6.0%)
名前の通りコーヒー入りのポーター。 コーヒーの香りが良く、ドライなフィニッシュなのでコーヒーそのものの様。 若干青臭さを感じた。 アセトアルデヒドか?
・Bourbon O.E. (14.1%)
バーボン樽で寝かせたバーレイワイン。 熟成がかなり進んだバーレイワインで香り味共に紹興酒の様。 アルコール感はあまり感じないほどまろやか。
・Atomic82 (9.5%)
ベルジャン・ゴールデン・ストロング。 モルティで甘めの味。 スタイル的にはちょっと重くベルジャン・トリペル的。 後味はドライ。
・Zwick Bo Pils (4.4%)
ニトロで出したピルスナー。 非常にクリーミーな泡。 カーボネーションはほぼなしだが、ピルスナー感が良く出ている。
Incurable Optimist (Tart Wild Wit)というビールがあったのですがボトルしかないとのことなので、コーヒーポーターと一緒にお土産に買いました。
Absolution Brewing
自動車で30分くらい行ったロサンゼルスの隣町トーランス。
日本企業が多数進出しているためか、日本人が沢山住んでいる町として広く知られているそうです。
そこでいくつかお勧めのブルワリーを聞いていたので、まとめて行ってみることにしました。
まず最初に行ったのがAbsolution Brewing。 ここは特にお勧めされた訳ではないのですが、勧められたブルワリーから自動車で5分くらいのところにあったのでついでに行ってみました。
町外れにある工業団地みたいなところにブルワリーがまとめて入ってることがアメリカではしばしばあります。 そういうところでは工場に使えそうなレンタルオフィスがすでに建っていて、醸造設備を搬入すればすぐにでもブルワリーが始められるような仕組みになっています。 こう言った仕組みが新規のブルワリーやベンチャー企業等を立ち上げやすい背景になっているように思います。
そんな工業団地みたいなところに入ると、テイスティングルーム・オープン中の看板が出ており、それに導かれながらAbslution Brewingに到着しました。 早速テイスティングルームへ。
テイスティングルームと言っても大げさなものではなく、醸造所の脇にカウンターが設けられていて、そこで飲めるようになっているだけの簡単なものです。
早速テイスターを6種類注文してみました。 以下、飲んだ感想です。
・Conviction (5.1%)
ケルシュ。色は濃いめで泡は少ない。モルティでスパイシーなホップの香りだが甘めでドライさに欠ける。 DMSと若干のアセトアルデヒド。 ハスキーな味。
・The Convert (6.2%)
アメリカンラガー。クリアーなゴールド色。 スパイシーなホップアロマ。 若干ダイアセチル。 ホップキャラクターが強く少々渋い。
・Trespasser (6.7%)
セゾン。セゾンイーストの香り。 甘味がかなり強くベタ付く。
・Darkened Angel (7.2%)
ブラックIPA。 僅かにコーヒーの様な香り。 ダークモルト由来の苦味が強い。 ボディは甘めで、後に渋さが残る。 これも若干アセトアルデヒドを感じた。
・Revelation (7.5%)
ライペールエール。 ホップの香りと少しダイアセチルっぽい。 雑菌による汚染の様な後味を感じた。
・Hand Drawn Cask #1 (11.0%)
弱いアロマだが僅かにスパイシーな香り。 ダイアセチル感がある。 ホップキャラクターも強いが渋味も強い。
全体的にイマイチな感じでした。 他にもバレルエイジのビール等興味があったのですがそこは推して知るべしか。
まず最初に行ったのがAbsolution Brewing。 ここは特にお勧めされた訳ではないのですが、勧められたブルワリーから自動車で5分くらいのところにあったのでついでに行ってみました。
町外れにある工業団地みたいなところにブルワリーがまとめて入ってることがアメリカではしばしばあります。 そういうところでは工場に使えそうなレンタルオフィスがすでに建っていて、醸造設備を搬入すればすぐにでもブルワリーが始められるような仕組みになっています。 こう言った仕組みが新規のブルワリーやベンチャー企業等を立ち上げやすい背景になっているように思います。
そんな工業団地みたいなところに入ると、テイスティングルーム・オープン中の看板が出ており、それに導かれながらAbslution Brewingに到着しました。 早速テイスティングルームへ。
テイスティングルームと言っても大げさなものではなく、醸造所の脇にカウンターが設けられていて、そこで飲めるようになっているだけの簡単なものです。
早速テイスターを6種類注文してみました。 以下、飲んだ感想です。
・Conviction (5.1%)
ケルシュ。色は濃いめで泡は少ない。モルティでスパイシーなホップの香りだが甘めでドライさに欠ける。 DMSと若干のアセトアルデヒド。 ハスキーな味。
・The Convert (6.2%)
アメリカンラガー。クリアーなゴールド色。 スパイシーなホップアロマ。 若干ダイアセチル。 ホップキャラクターが強く少々渋い。
・Trespasser (6.7%)
セゾン。セゾンイーストの香り。 甘味がかなり強くベタ付く。
・Darkened Angel (7.2%)
ブラックIPA。 僅かにコーヒーの様な香り。 ダークモルト由来の苦味が強い。 ボディは甘めで、後に渋さが残る。 これも若干アセトアルデヒドを感じた。
・Revelation (7.5%)
ライペールエール。 ホップの香りと少しダイアセチルっぽい。 雑菌による汚染の様な後味を感じた。
・Hand Drawn Cask #1 (11.0%)
弱いアロマだが僅かにスパイシーな香り。 ダイアセチル感がある。 ホップキャラクターも強いが渋味も強い。
全体的にイマイチな感じでした。 他にもバレルエイジのビール等興味があったのですがそこは推して知るべしか。
Apple Pan
サンタモニカに近いロサンゼルス北部にある有名なお店とのことで、ちょっと遅めの朝食を取りに連れて行ってもらいました。 店内はカウンターしかなく、到着したときは全て埋まっていましたが、すぐに空きができ程なくして座ることが出来ました。
店内には配置されたちょっと古めかしいレジスターと元気に動き回るおじ様がとても印象的です。 今どき珍しく支払はキャッシュオンリー。 しかし全て暗算で計算しており、古めかしいレジスターが動くところは見られませんでした。
看板メニューはやはりアップルパイの様ですが、ハンバーガも美味しそうなので注文することに。
出てきたハンバーガはレタスがギッチリ詰まっていてとても食べごたえのあるバーガーでした。 食後にアップルパイをひとつだけ注文。 そして出てきたのがこちら。
日本でよく見るアップルパイはパイ生地の上に林檎が少し乗っている印象ですが、こちらは林檎を敷き詰めた上にパイ生地がうすく載せられている様な感じでした。 シロップがかかっているものの甘すぎずちょうど良い甘さで美味しく頂きました。
タグ:LA&SD2016
飲んだボトルビール(7/8)
宿泊先で飲んだボトルビール
・OTRA VEZ (Sierra Nevada Brewing)
乳酸の香りで背後はモルティ。 酸味が強く塩っぽさは感じられない。 サボテンとグレープフルーツが入っているらしい。 ゴーゼやベルリナーヴァイスにフルーツを入れるのが流行りか?
・OTRA VEZ (Sierra Nevada Brewing)
乳酸の香りで背後はモルティ。 酸味が強く塩っぽさは感じられない。 サボテンとグレープフルーツが入っているらしい。 ゴーゼやベルリナーヴァイスにフルーツを入れるのが流行りか?
タグ:LA&SD2016
Bottle Logic
続いてBottle Logicに向かいました。
本日最後のブルワリーですが、あまり時間がなかったのでテイスティングルームに直行です。 いくつか気になる銘柄を注文してみました。
金曜日と言うこともありテイスティングルームはおお賑わいで、醸造所の一部も開放して飲めるようにしてありました。 醸造所自体はそれほど広くなく(と言ってもロコビアよりはかなり広い)サイズもThe Brueryに比べれば小さく、見た感じだと2kL仕込み程度ではないかと思われます。
以下、飲んだビール。
・COMMON KNOWLEGE (5.5%)
カリフォルニアコモン。 モルティでスムーズ。ホップのキャラクターも良く出ているが渋味がほとんどない。
・LAGERITHM (4.8%)
GABFで2大会連続でゴールドメダルを獲得したダークラガー。 モルティだが少しハスキーな感じ。甘すぎずドライ過ぎずでバランスがとても良い。
本日最後のブルワリーですが、あまり時間がなかったのでテイスティングルームに直行です。 いくつか気になる銘柄を注文してみました。
金曜日と言うこともありテイスティングルームはおお賑わいで、醸造所の一部も開放して飲めるようにしてありました。 醸造所自体はそれほど広くなく(と言ってもロコビアよりはかなり広い)サイズもThe Brueryに比べれば小さく、見た感じだと2kL仕込み程度ではないかと思われます。
以下、飲んだビール。
・COMMON KNOWLEGE (5.5%)
カリフォルニアコモン。 モルティでスムーズ。ホップのキャラクターも良く出ているが渋味がほとんどない。
・LAGERITHM (4.8%)
GABFで2大会連続でゴールドメダルを獲得したダークラガー。 モルティだが少しハスキーな感じ。甘すぎずドライ過ぎずでバランスがとても良い。
The Bruery Terreux
つづいてThe Brueryの新たな醸造所、Terreuxへ行きました。
こちらは最近、The Brueryからサワー部門だけを移した醸造所です。 もともとThe Brueryで高比重を含むクリーンなビールとワイルドイーストを使ったサワーエールの両方を造っていたそうなのですが、心配されていた汚染(クリーンなビールがワイルドイーストに感染してしまったそうです)があったためクリーンなビールとサワーを完全に分離したとのことです。 (ちなみに汚染されたビールは違う名前で売ってしまったとのことで、商売魂も多いに見習うべきものだと思いました)
オペレーション自体はすでに少し前から始まっていたようですが、訪問した日はちょうどテイスティングルームを公に開放するオープン日でした。 そのためか日が高いうちからかなりのお客さんで賑わっていました。
ここではThe Brueryでは見られなかったバレルの山がテイスティングルームから見られる様になっています。 写真奥に巨大な縦型の樽(フォエダー)が見えますが、確か300バレルとか言っていたように記憶しているのですが定かではありません。 とにかくデカイ樽と言うことです。
せっかくのサワー部門とのことなので、サワーを中心に飲んでみました。 以下、飲んだビール。
・Jardinier (4.9%)
ベルジャンペールエール。 かなりドライで普段飲みに良さそう。
・Hottenroth (3.1%)
ベルリナーヴァイス。 ドライでクリーン、透明。 DMSと残糖感を感じる。 酸味が弱く、サワーエール初心者でも飲めるよう造られているとのこと。
・Frucht: Appricot (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにアプリコットを加えたもの。 まさに杏の香りでかなり強力な酸味。 ベースのベルリナーヴァイスは単体で売っているHottenrothとはレシピが違うらしい。
・Gypsy Tart (8.4%)
フランダーススタイルのブラウンエール。 トーストの様なモルトの香り。酸味はそれほど強くなく、カラメルモルトに負けている。
・Saison Rue (8.5%)
ライ麦とブレタノマイセスを使ったセゾン。 香りの通常のセゾンの感じだが、イーストフレーバーが強く後味にブレタノマイセスを感じる。
・Frucht: Yumberry (8.5%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにヤマモモ(Yumberry)を加えたもの。 酸味とヤマモモのベリー感が良くマッチしている。
・Frucht: Cherry & Orange (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにチェリーとオレンジを加えたもの。 チェリーよりもオレンジが良く出ている。
・Frambulous (5.3%)
オーク樽で寝かせたサワーブロンドエールにラズベリーを加えたもの。 ラズベリーの香りが強くあまりオーク感はない。強い酸味。
こちらは最近、The Brueryからサワー部門だけを移した醸造所です。 もともとThe Brueryで高比重を含むクリーンなビールとワイルドイーストを使ったサワーエールの両方を造っていたそうなのですが、心配されていた汚染(クリーンなビールがワイルドイーストに感染してしまったそうです)があったためクリーンなビールとサワーを完全に分離したとのことです。 (ちなみに汚染されたビールは違う名前で売ってしまったとのことで、商売魂も多いに見習うべきものだと思いました)
オペレーション自体はすでに少し前から始まっていたようですが、訪問した日はちょうどテイスティングルームを公に開放するオープン日でした。 そのためか日が高いうちからかなりのお客さんで賑わっていました。
ここではThe Brueryでは見られなかったバレルの山がテイスティングルームから見られる様になっています。 写真奥に巨大な縦型の樽(フォエダー)が見えますが、確か300バレルとか言っていたように記憶しているのですが定かではありません。 とにかくデカイ樽と言うことです。
せっかくのサワー部門とのことなので、サワーを中心に飲んでみました。 以下、飲んだビール。
・Jardinier (4.9%)
ベルジャンペールエール。 かなりドライで普段飲みに良さそう。
・Hottenroth (3.1%)
ベルリナーヴァイス。 ドライでクリーン、透明。 DMSと残糖感を感じる。 酸味が弱く、サワーエール初心者でも飲めるよう造られているとのこと。
・Frucht: Appricot (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにアプリコットを加えたもの。 まさに杏の香りでかなり強力な酸味。 ベースのベルリナーヴァイスは単体で売っているHottenrothとはレシピが違うらしい。
・Gypsy Tart (8.4%)
フランダーススタイルのブラウンエール。 トーストの様なモルトの香り。酸味はそれほど強くなく、カラメルモルトに負けている。
・Saison Rue (8.5%)
ライ麦とブレタノマイセスを使ったセゾン。 香りの通常のセゾンの感じだが、イーストフレーバーが強く後味にブレタノマイセスを感じる。
・Frucht: Yumberry (8.5%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにヤマモモ(Yumberry)を加えたもの。 酸味とヤマモモのベリー感が良くマッチしている。
・Frucht: Cherry & Orange (4.4%)
オークのフォエダーで寝かせたベルリナーヴァイスにチェリーとオレンジを加えたもの。 チェリーよりもオレンジが良く出ている。
・Frambulous (5.3%)
オーク樽で寝かせたサワーブロンドエールにラズベリーを加えたもの。 ラズベリーの香りが強くあまりオーク感はない。強い酸味。
The Bruery
最初の目的地はThe Brueryです。
ロングビーチからUbarを利用して一路アナハイムを目指しました。 約40分くらいで醸造所に到着。 すぐにオフィスに向かい、プライベート・ブルワリーツアーをしてもらいました。
こちらは2008年創業の比較的新しいブルワリーで、ハイアルコールやサワー等をバレルエイジすることに力を入れています。
まず最初に案内してもらったのがブルワリー。 写真にあるシステムは3バレルのパイロットブルワリー。 ロコビアのシステムより若干小さいですが、ほぼウチと同じサイズでパイロットをおこなっていると言うことでその規模が想像できるかと思います。
特に目を引いたのがこのタンク。 単なる発酵タンクではなく、イーストを培養するためのタンクだそうです。 高比重のビールを沢山造っているためイーストにはかなり気を使っているとのことでした。
続いて案内してもらった別棟がバレルを保管するための建物。 バレルが積まれている様は圧巻です。 ここで1年〜2年くらい寝かせた後、いくつかの樽をブレンドして瓶詰めされるとのことです。
パッケージングラインは一昨年に新しい設備を導入したとのことですが、それまでは日本でもお馴染のメヒーンを使っていたそうです。
ひと通り案内してもらい、テイスティングルームへ。 まだ日が高いうちからビールファンすでに沢山来てビールを楽しんでおり、外にはキッチンカー(アメリカではフードトラックと言うらしい)も出ていました。
以下、飲んだビール
・Marzipan Black Tuesday (18.9%)
紹興酒の様な熟成した香り。まろやかな口当たりでアルコールをほとんど感じさせない。 バーボンバレルインペリアルスタウトにアーモンド、チェリー、バニラビーンズを入れてあるらしい。 (招待された会員限定メニュー)
・Tart of Darkness Cherries and Vanilla 2016 (7.4%)
スパイスの香り。酸味がとても強い。チェリー感はあるがバニラは感じられない。 オーク樽で寝かせたサワースタウトでチェリーとバニラビーンズが入っているらしい。 (会員限定メニュー)
・Chronology (16-17%)6〜24か月の飲み比べ
6か月…コーヒーのようなテイストが若干有り。すでにエイジング感が結構出ている。
12か月…6か月よりも熟成感が増している。コーヒーっぽさは弱くなりキャラメルのようなモルト感が出ている。
18か月…かなり紹興酒の様なアロマ。少し酸味みたいなものも感じた。
24か月…ほとんど紹興酒。後味の酸味も強くなっており、同時にモルトの複雑さも出てきている。
(会員限定メニュー)
・Sour in the Rye w/ nectarines (7.8%)
「American Wild Ale with Nectarines」と書いてあるが、ウメのように感じるのがネクタリンか? ライの感じはわからない。
・Wee Heavy Coconuts (13.5%)
ココナッツの香りが良く出ており、飲んだ時の噛み応えのある感じがさらにココナッツフレーバーと良くマッチしている。 バレルエイジのウィへヴィにココナッツとスパイスが入っているらしい。
ロングビーチからUbarを利用して一路アナハイムを目指しました。 約40分くらいで醸造所に到着。 すぐにオフィスに向かい、プライベート・ブルワリーツアーをしてもらいました。
こちらは2008年創業の比較的新しいブルワリーで、ハイアルコールやサワー等をバレルエイジすることに力を入れています。
まず最初に案内してもらったのがブルワリー。 写真にあるシステムは3バレルのパイロットブルワリー。 ロコビアのシステムより若干小さいですが、ほぼウチと同じサイズでパイロットをおこなっていると言うことでその規模が想像できるかと思います。
特に目を引いたのがこのタンク。 単なる発酵タンクではなく、イーストを培養するためのタンクだそうです。 高比重のビールを沢山造っているためイーストにはかなり気を使っているとのことでした。
続いて案内してもらった別棟がバレルを保管するための建物。 バレルが積まれている様は圧巻です。 ここで1年〜2年くらい寝かせた後、いくつかの樽をブレンドして瓶詰めされるとのことです。
パッケージングラインは一昨年に新しい設備を導入したとのことですが、それまでは日本でもお馴染のメヒーンを使っていたそうです。
ひと通り案内してもらい、テイスティングルームへ。 まだ日が高いうちからビールファンすでに沢山来てビールを楽しんでおり、外にはキッチンカー(アメリカではフードトラックと言うらしい)も出ていました。
以下、飲んだビール
・Marzipan Black Tuesday (18.9%)
紹興酒の様な熟成した香り。まろやかな口当たりでアルコールをほとんど感じさせない。 バーボンバレルインペリアルスタウトにアーモンド、チェリー、バニラビーンズを入れてあるらしい。 (招待された会員限定メニュー)
・Tart of Darkness Cherries and Vanilla 2016 (7.4%)
スパイスの香り。酸味がとても強い。チェリー感はあるがバニラは感じられない。 オーク樽で寝かせたサワースタウトでチェリーとバニラビーンズが入っているらしい。 (会員限定メニュー)
・Chronology (16-17%)6〜24か月の飲み比べ
6か月…コーヒーのようなテイストが若干有り。すでにエイジング感が結構出ている。
12か月…6か月よりも熟成感が増している。コーヒーっぽさは弱くなりキャラメルのようなモルト感が出ている。
18か月…かなり紹興酒の様なアロマ。少し酸味みたいなものも感じた。
24か月…ほとんど紹興酒。後味の酸味も強くなっており、同時にモルトの複雑さも出てきている。
(会員限定メニュー)
・Sour in the Rye w/ nectarines (7.8%)
「American Wild Ale with Nectarines」と書いてあるが、ウメのように感じるのがネクタリンか? ライの感じはわからない。
・Wee Heavy Coconuts (13.5%)
ココナッツの香りが良く出ており、飲んだ時の噛み応えのある感じがさらにココナッツフレーバーと良くマッチしている。 バレルエイジのウィへヴィにココナッツとスパイスが入っているらしい。
2016年07月09日
ロングビーチ
滞在先のサンタモニカ周辺からメトロに乗ってロングビーチへ向かいました。
まずは今年の5月に開業したばかりのサンタモニカからロサンゼルス中心部へ向かう電車に乗りました。 「メトロ」と言うので地下鉄かと思っていたら路面電車に近い電車で、専用路線では早いものの町中では信号待ちをしたりしてかなりノンビリと走っていました。 乗った電車は日本製の車輌らしく、KINKISHARYOと内部にかかれていました。 途中でロングビーチ行きの電車に乗り換えたのですが、こちらは日本車輌製の様でした。
ロングビーチの途中で下車し今度はバスに乗ってようやく最初の目的地であるGLOBAL CRAFTのオフィスに到着。 本日のツアーホストのジェッシーさんと合流できました。 軽く挨拶を済ませた後、早速物流倉庫内を案内してもらいました。
こちらの会社は日本にアメリカのクラフトビールを輸出したり、海外からアメリカにクラフトビールを輸入したりしている会社で日本でお馴染のナガノトレーディングの関連会社です。 今回案内してもらった倉庫は全米からのビールを集めてコンテナに詰替える倉庫。 倉庫内は全て4℃以下(部屋によっては氷点下)に保たれていて、冷蔵のトレーラー(コンテナ)が直付け出来るような構造になっていました。 これで醸造所から出荷されたビールが一度も常温に晒されることなく、日本に届く仕組みになっています。
ザックリとしたツアーを終え、本日のブルワリー巡り開始。 まず最初はロングビーチにあるBeachwood BBQに向かいました。
表から見ると営業中のように見えたのですが、入り口にはClosedの張り紙が! 翌日の周年祭の準備で本日はお休みとのこと。トホホ。 仕方がないので近くにあるホットドッグとクラフトビールが飲めるDog Hausに行くことにしました。
こちらの売りはホットドッグとかハンバーガーとかのようで、醸造こそしていないもののクラフトビールが10種類くらい楽しめるようになっています。 ホットドッグの種類は多過ぎて注文に迷ってしまうほど。 結局クラッシックと言うのとBarley Forgeの「CA MARCHE」というセゾンを注文しました。 ビールを飲みながらホットドッグが出来上がるのを待っていると、一緒にブルワリー巡りをするライアンさんが登場しました。
ここで飲んだビール
・CA MARCHE (Barley Forge)
ロングビーチから近いコスタメサにあるブルワリー。 少々濁り有り。炭酸が弱くイーストキャラクターがより強く感じる。若干アセトアルデヒドっぽい。
・BLONDE (Mother Earth)
ロサンゼルスとサンディエゴの中間ビスタにあるブルワリー。 非常に軽く飲みやすいブロンドエール。
・.394 (AleSmith)
昨日ビンで飲んだものと同じ。 とても良くできたアメリカンペールエール。
まずは今年の5月に開業したばかりのサンタモニカからロサンゼルス中心部へ向かう電車に乗りました。 「メトロ」と言うので地下鉄かと思っていたら路面電車に近い電車で、専用路線では早いものの町中では信号待ちをしたりしてかなりノンビリと走っていました。 乗った電車は日本製の車輌らしく、KINKISHARYOと内部にかかれていました。 途中でロングビーチ行きの電車に乗り換えたのですが、こちらは日本車輌製の様でした。
ロングビーチの途中で下車し今度はバスに乗ってようやく最初の目的地であるGLOBAL CRAFTのオフィスに到着。 本日のツアーホストのジェッシーさんと合流できました。 軽く挨拶を済ませた後、早速物流倉庫内を案内してもらいました。
こちらの会社は日本にアメリカのクラフトビールを輸出したり、海外からアメリカにクラフトビールを輸入したりしている会社で日本でお馴染のナガノトレーディングの関連会社です。 今回案内してもらった倉庫は全米からのビールを集めてコンテナに詰替える倉庫。 倉庫内は全て4℃以下(部屋によっては氷点下)に保たれていて、冷蔵のトレーラー(コンテナ)が直付け出来るような構造になっていました。 これで醸造所から出荷されたビールが一度も常温に晒されることなく、日本に届く仕組みになっています。
ザックリとしたツアーを終え、本日のブルワリー巡り開始。 まず最初はロングビーチにあるBeachwood BBQに向かいました。
表から見ると営業中のように見えたのですが、入り口にはClosedの張り紙が! 翌日の周年祭の準備で本日はお休みとのこと。トホホ。 仕方がないので近くにあるホットドッグとクラフトビールが飲めるDog Hausに行くことにしました。
こちらの売りはホットドッグとかハンバーガーとかのようで、醸造こそしていないもののクラフトビールが10種類くらい楽しめるようになっています。 ホットドッグの種類は多過ぎて注文に迷ってしまうほど。 結局クラッシックと言うのとBarley Forgeの「CA MARCHE」というセゾンを注文しました。 ビールを飲みながらホットドッグが出来上がるのを待っていると、一緒にブルワリー巡りをするライアンさんが登場しました。
ここで飲んだビール
・CA MARCHE (Barley Forge)
ロングビーチから近いコスタメサにあるブルワリー。 少々濁り有り。炭酸が弱くイーストキャラクターがより強く感じる。若干アセトアルデヒドっぽい。
・BLONDE (Mother Earth)
ロサンゼルスとサンディエゴの中間ビスタにあるブルワリー。 非常に軽く飲みやすいブロンドエール。
・.394 (AleSmith)
昨日ビンで飲んだものと同じ。 とても良くできたアメリカンペールエール。
タグ:LA&SD2016
2016年07月08日
ロサンゼルスに来ました
ひょんなことから急遽ロサンゼルスに来ています。
これから一週間かけてロサンゼルス&サンディエゴのブルワリーを巡る予定です。
さてどんなビール達に出会えるのかドキドキ・ワクワクです。
ブログを何処まで更新できるかわかりませんが、備忘録も兼ねてなるべく更新したいと思います。
とり合えず到着してから飲んだビールのテイスティングメモ。
・CALIFORNIA KOLSCH (BALLAST POINT)
色は少し濃いめの金色。炭酸はそこそこ強いが泡は少なめ。モルティさとホップがバランスしているが、どちらも主張していて単なるペールエールと言う感じ。
・BEACH HOUSE Amber Ale (STRAND BREWING)
ロサンゼルスの隣町トーランスにある醸造所のビール。小さい醸造所らしくとてもホームブルー的な味。アメリカンアンバーにしてはホップは弱めに感じた。
・JUMPING COW Amber Ale (Trader Joe's)
濃いめのアンバー。見た目は良いがダイアセチルを感じた。ロサンゼルスにある風変わりなスーパーTrader Joe'sがコントラクトで造っているビールらしい。
・San Diego Pale Ale .394 (AleSmith)
ホップの香りが良い。飲んでもかなりのホップキャラクターを感じるが渋さはなく、良くできたアメリカンペールエール。.394は地元のメジャーリーグチームのナインが記録した最高打率に由来しているらしい。
とり合えず到着してから飲んだビールのテイスティングメモ。
・CALIFORNIA KOLSCH (BALLAST POINT)
色は少し濃いめの金色。炭酸はそこそこ強いが泡は少なめ。モルティさとホップがバランスしているが、どちらも主張していて単なるペールエールと言う感じ。
・BEACH HOUSE Amber Ale (STRAND BREWING)
ロサンゼルスの隣町トーランスにある醸造所のビール。小さい醸造所らしくとてもホームブルー的な味。アメリカンアンバーにしてはホップは弱めに感じた。
・JUMPING COW Amber Ale (Trader Joe's)
濃いめのアンバー。見た目は良いがダイアセチルを感じた。ロサンゼルスにある風変わりなスーパーTrader Joe'sがコントラクトで造っているビールらしい。
・San Diego Pale Ale .394 (AleSmith)
ホップの香りが良い。飲んでもかなりのホップキャラクターを感じるが渋さはなく、良くできたアメリカンペールエール。.394は地元のメジャーリーグチームのナインが記録した最高打率に由来しているらしい。
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