2015年01月02日

飲み頃になると開けやすい?

あちこちより「開けにくい」とコメントを頂いておりますコルク栓のボトルコンディション製品。 特に「スーパーセゾン」を初めとするスパークリングワイン用コルクを使用した製品が開けにくいのを確認しております。 原因としては
  1. ビールの内圧が低い
  2. コルクが太すぎる
  3. 打栓器に問題がある
等を考えているのですが、打栓器のリプレースは費用の問題があるのでとりあえずは1と2の改善を試みています。

現在使用しているコルクは48mm×φ30.5というスパークリングワイン用コルクとしてはレギュラーサイズのものなのですが、これよりも若干小さい製品が入手可能とのことで、次回以降こちらを試してみようかと考えているところです。

製品の内圧については計算上はスパークリングワイン並の圧力に達するようプライミングを調整してるのですがなかなか予定の内圧まで達しないようで、酵母の量を調整したり醗酵用酵母とは異なるタイプの酵母を投入したり試行錯誤を繰り返しています。

年末、久しぶりに「スーパーセゾン2013」を開けてみたところ、かなりスムーズに開栓出来るようになっていました。 最初こそ固く固着した感じでコルクが回らない感じだったのですが、コルク抜きを刺して軽くコルクを回転させたところ内圧にアシストされ見る見るコルクが上昇して行きました。 どうやら一年以上のビン内熟成を経てようやく計算上の内圧に達したようです。

こうなってくると小さいコルクに変えてしまうと逆に抜けやすくなってしまう恐れも出てきました。 醸造技術以上にコルク栓を使用したボトルコンディション技術の奥深さに、今さらながら感心しているところです。
posted by FB担当 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 醸造技術