早いもので12月。
今年最後の勉強会になりました。
今回のお題目は「ベルジャン・デュベル」。
ベルジャンはなかなか奥が深いのですがちょっと取っつきにくいため、積極的にテイスティングをして行こうという話になり、今回はデュベルになりました。
写真がテイスティングしたビール。
左から
Pauel Kwak、
Westmalle Dubbel、
Chimay Rouge (Red)
の三本。どれも750mLの大瓶で状態は良いものばかりでした。
以下、テイスティングノート。
「点数」はFB担当が付けた点数、「平均点」は参加者(5人)の平均点です。
(どちらも50点満点)
Pauel Kwak(点数32、平均点33)
チェリーのようなエステル香。
ホップの香りは殆どなし。
ボディは赤みがかかった茶色。泡は細かいが持ちは良くない。
モルト感は良く出ているが後味に甘味が残る。モルトの複雑さがなく単調。フィニッシュはキレイ。
ミディアムボディくらいではあるが甘さのため少し詰め目に感じる。炭酸は強く、アルコール感はあまり感じられない。
Westmalle Dubbel(点数37、平均点35)
モルティでチェリーのような香りが特徴。背後にメラノイジン的な香りも感じる。ホップ香はなし。
少し色が濃いが光にかざすと赤みがかった輝きがある。泡は細かく持ちも良い。
モルティなボディでフィニッシュもキレイ。
ホップの苦味が少しあるものの後に残らない。
若干複雑さにかける。
ミディアム・フルボディ。炭酸も強め。アルコール感はないが飲むと身体が温まる感じあり。
もう少し複雑さがあると素晴らしい。
Chimay Rouge (Red) (点数36、平均点35)
甘いモルトの香り。ダークフルーツのようなエステル。ホップ香はなし。
赤みがかった茶色。細かく固い泡。
モルティでチェリーを思わせるフレーバー。フィニッシュに渋味みたいなものが残る。
ミディアムより少し強めのボディ。強めの炭酸。スムーズで刺激的なアルコール感はなし。
平均点は同点だったのですが投票によりBest of Showは
Chimay Rouge (Red) に決定。
個人的には
Westmalle Dubbelが良かったように思います。
ベルジャン・デュベルを真面目に飲んだのは初めてだったのですが、どれもチェリーのような香りがあってとても飲みやすいスタイルだと再認識しました。
これをベースにサワーエールにしても良さそうです。
それにしても750mL×3本は5人で飲んでもちょっと辛いものがありました。